Apr 17, 2018 news

竹内結子、女性版シャーロックのプレッシャーに負け「もう知らない!」

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第207回

女優の竹内結子が、4月16日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた、Hulu×HBO Asia共同製作ドラマ『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』のワールドプレミア完成披露試写会舞台挨拶に登壇した。

「怖〜い! どんどん私に圧を加えようの会ですか?」

新しい解釈の女性版シャーロックであり、世界19カ国で同日配信・放送されるというビッグプロジェクトであることをことさらに強調され、そのプレッシャーから思わずこう口走ってしまった【シャーロック】役の竹内。しかし「撮影が終わっていて良かったです。撮っちゃったからもう知らない!(笑)」と、すでに開き直っている様子だった。

不安いっぱいの竹内だったが、相棒である“ワトさん”こと、【橘和都】を演じた貫地谷しほりには絶大なる信頼を寄せていたようで、「しほりちゃんが居てくれたから、私もシャーロックを演じることができました」と感謝しながら、自身の役作りに関しては「明るい人でなしをテーマに演じてました(笑)」と打ち明けていた。

一方の貫地谷は、一番最近に観た“シャーロック”を、ロバート・ダウニーJr.とジュード・ロウが出演した『シャーロック・ホームズ』だと明かし、「ジュード・ロウのワトソンが凄くカッコ良かったです。私もめっちゃカッコ良いワトソンを演じられるんだと思って台本を読んだら、だいぶドジっ子な今までとは違うワトソンでした(笑)。呼び名も“ワトさん”ですし」と、照れ笑いを浮かべていた。

そんな2人の一風変わったバディ感に、【波多野君枝】役の伊藤蘭も「何となく噛み合わない感じが最後まで面白かったです。最終回まで楽しみにしています」と夢中になっていた。

その後、ステージでは心理テストを実施。

あなたの部屋に変わった動物が迷い込んできました。その動物はあなたにとても懐いていて、こっそり一緒に暮らそうと思ったあなた。それは次の動物のうちどれ? ①銀のフクロウ ②金のヘビ ③白のオオカミ

この問い掛けに竹内は、③の白のオオカミを選択し、「何となく直感で。何か素敵だなと思って。懐いてくれるのが一番嬉しいのがオオカミでした」と、その理由を語ると、結果『変人度60%の大胆不敵な孤高の人』と診断されていた。

ちなみに、「ひとりにしないで〜」と伊藤に誘われ、無理矢理②の金のヘビを選択するハメになった、【双葉健人】役の小澤征悦は、伊藤とともに『変人度100%のエキセントリックな芸術肌』と診断され苦笑いすると、竹内からは「何だかんだ言って、小澤さんが一番オイシイとこ持ってった・・・」と悔しがられていた。

舞台挨拶にはその他、出演の滝藤賢一、中村倫也、大谷亮平、斉藤由貴が登壇し、舞台挨拶前にはレッドカーペットイベントも行われた。

『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』

『ミス・シャーロック/Miss Sherlock』は、全世界の映画やドラマで最も多く映像化されているキャラクター、シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンを大胆不敵な新解釈で捉えた、全く新しい連続ミステリー・ドラマ。

監督:森淳、瀧悠輔、松尾崇 脚本:丸茂周、小谷暢亮、政池洋佑、及川真実、森淳 出演:竹内結子、貫地谷しほり、滝藤賢一、中村倫也、大谷亮平、小澤征悦、斉藤由貴、伊藤蘭 ほか

Hulu配信/世界19カ国放送(全8話)

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。