Mar 03, 2018 news

川栄李奈、自身の高校時代と違うキラキラした高校生役に青春を取り戻す

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第195回

女優の川栄李奈が、3月3日に新宿バルト9で行われた、映画『プリンシパル 〜恋する私はヒロインですか?〜』の初日舞台挨拶に登壇した。

主人公の女子高生【住友糸真】役を務めた黒島結菜は「少女漫画なんですけどとてもリアルな物語だったので、ある意味、自然にお芝居ができればいいなと思っていましたし、原作の糸真はリスみたいな小動物っぽい印象を受けたので、ワチャワチャして可愛らしいキャラクターにしようと心掛けてました」と役作りについて語ると、糸真と転校初日にケンカをしてしまうモテ男【舘林弦】役を務めた小瀧望は「1年前に撮影していたんですが、1年越しに公開を迎えるこの日までドキドキワクワクしていました。今は感じたことのない達成感や爽快感に満ち溢れています。やっと解き放たれた! って感じですね」と爽やかな笑顔を見せ、会場のファンから黄色い歓声を浴びていた。

そんな弦とは幼馴染の親友であり糸真との距離が次第に近くなっていく、こちらもモテ男の【桜井和央】役を務めた高杉真宙は、原作者のいくえみ綾氏から和央役にピッタリだったと大絶賛され、「嬉しいです!」と喜びの表情を浮かべると、役作りに関しては「先生にお会いした時には緊張して言えなかったので、あとで小瀧君と一緒にキャラクターの性格だったりを詳しく電話でお聞きしたんです」と打ち明けていた。

そして、糸真が弦と和央と仲良くすることに嫉妬し、糸真に意地悪をしてしまうクラスメイト【国重晴歌】役を務めたのが川栄。 映画は青春ど真ん中のストーリーとなっているが、自身の高校時代について川栄は「自分の高校生活は楽しめなかったので、みんなでキャンプに行くシーンとかは本当に楽しかったですし、自分の高校時代と比べてすごくキラキラしてました。(青春を)取り戻したぁ〜! って感じですね」と振り返ると、タイトルのプリンシパルが“主役”という意味を表すことから、『人生で自分が主役だと思った瞬間は?』と聞かれた時には「日々ジムに行っている方は共感できるかと思いますが、ランニングマシンで走っていて、両サイドの人たちよりも速く走れている時に、今日は私が主役だ! って思いますね(笑)」と、プライベートでこだわりの優越感に浸っていることを明かしていた。

舞台挨拶にはその他、篠原哲雄監督、出演の谷村美月(舘林弓役)、市川知宏(金沢雄大役)が登壇した。

映画『プリンシパル 〜恋する私はヒロインですか?〜』(アニプレックス配給)

映画『プリンシパル 〜恋する私はヒロインですか?〜』(アニプレックス配給)は、真っ直ぐで不器用な女子高生と、クールで上から目線の俺様系モテ男子を主人公に、「好き」を伝えられないもどかしい思いを描いた、いくえみ綾による人気少女コミックを実写映画化したラブストーリー。

監督:篠原哲雄 脚本:持地佑季子 出演:黒島結菜、小瀧望(ジャニーズWEST)、高杉真宙、川栄李奈、谷村美月、市川知宏、綾野ましろ、石川志織、中村久美、鈴木砂羽、白石美帆、森崎博之 ほか

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。