Jan 11, 2018 news

岡田将生が演じると憎まれ役も愛されキャラに?!

A A
SHARE
sasaki-top

コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第177回

俳優の岡田将生が、1月10日に田中千代ファッションカレッジで行われた、映画『伊藤くん A to E』の公開直前イベントに出席した。

DSC_4029

正月らしく和装で登場した岡田は「本日はモダンな感じの着物を着てきました」と挨拶すると、「昨年の夏にここで大体撮ったんですが、今日と違って本当に暑くて汗ダラダラ流してましたね」と、映画の撮影場所にもなったこの会場で当時を振り返っていた。

さらに岡田は、女たちを振り回す超モンスター級の“痛男”【伊藤誠二郎】という役柄について「楽しみながら相手が嫌がることをどんどんしようとお芝居してました。ただ、カットがかかっても皆さんそれを延長して、僕のことを嫌がって距離をとられてました(笑)」とガックリ。「そんなことないですよ(笑)。伊藤くんが結局愛されキャラになるのは、岡田さんが演じていたからだと思います。これが小憎たらしい奴だったら、隣に立っていたくないなぁって思いますもん(笑)」と、優しくフォローを入れていたのは、岡田とともに艶やかな着物姿で登場した、“毒女”の脚本家【矢崎莉桜(E)】役の木村文乃だった。

 DSC_3871

なお、伊藤くんが女たちを振り回すという映画のストーリーにちなみ、会場には“痛い恋愛経験のある110名”が集結。事前に寄せられた「映画に負けない痛い恋愛エピソード」をMCが発表し、その中で“ストーカー的な”エピソードが語られると、すぐさまそれに反応した岡田は「俺も居ましたよそういう人。中学生の時に、どれだけ時間を変えても車両を変えてもそこに居るんですよ!」と吐露するも、「何で言っちゃったんだろ。あとで怒られるな(笑)」と、若干後悔していた様子だった。

 DSC_3894

また、この日1月10日が「伊藤(1・10)くんの日」として、記念日協会より正式認定されたことがサプライズで発表されると、驚きの表情を見せながら岡田は「毎年この日に続編をやっていきたいですね。今回はAからEまでやったので、次はFから」と、ニヤリと野望をのぞかせていた。

映画『伊藤くん A to E』(ショウゲート配給)

映画『伊藤くん A to E』(ショウゲート配給)は、「ランチのアッコちゃん」など数々のヒット作を生み出してきた、作家・柚木麻子が2013年に発表し、直木賞候補作にもなった同名小説を映画化した恋愛ミステリー。

監督:廣木隆一 脚本:青塚美穂 出演:岡田将生、木村文乃、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、田口トモロヲ、中村倫也、田中圭 ほか

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。