Nov 09, 2017 news

“お笑い芸人”の菅田将暉、監督と相方を信頼して役になりきる

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第159回

俳優の菅田将暉が、11月8日に東京国際フォーラム ホールCで行われた、映画『火花』の完成披露試写会舞台挨拶に登壇した。

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後輩であるピース・又吉直樹の小説を映画化することに「気を遣った」という板尾創路監督。だが、映画化するには譲れないものがあったらしく「自分がいる世界の話なので、漫才の経験がない人には撮ってほしくないと思ってました」と、熱い想いを口にしていた。

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そんな芸人魂あふれる撮影現場で、【神谷】役の桐谷健太とともにダブル主演を務めたのが、【徳永】役の菅田。

芸人を演じることに関して、菅田は「難しいなんてもんじゃないですよ。板尾さんがOKを出してくれたらええやんっていう安心感と、修士さん(相方【山下】役の川谷修士)がツッコんでくれたら必ず笑いが起きるっていうのを信じてやってました」と、プロのお笑い芸人である2人を信頼しての演技だったようだ。

川谷は、お笑いコンビ・2丁拳銃(川谷修士/小堀裕之)として、菅田が生まれたちょうど24年前にデビューを果たしているが、さらに大先輩である板尾監督にキャスティングされた時のことについて、川谷は「板尾さんに選んで頂けて、メチャメチャ嬉しかったですよ」と、興奮気味に振り返ると、“同級生”の相方・菅田に関しては「菅田さんが本当に凄くて、ホンマにコンビ組みたいなぁって思いました。元のコンビ(2丁拳銃)には戻りたくないですね(笑)」と、芸人然とした菅田の佇まいを絶賛していた。

菅田の役作りは徹底しており、壇上で川谷がゴニョゴニョと何を言っているのか分からない言葉を発すると、「滑舌悪いねん!」と、20個年上の川谷にタメ口でツッコミを入れていた。 その姿に板尾監督は「菅田君は同級生に見えるように、川谷に対して上からくるんですよ。それは、同じ目線に立たなきゃという、菅田君の礼儀正しさでもあると思うんです。俳優として本当に素晴らしい姿勢だと思います」と、感心しきっていた。

舞台挨拶にはその他、出演の桐谷健太、木村文乃、三浦誠己が登壇した。

映画『火花』(東宝配給)

映画『火花』(東宝配給)は、第153回芥川賞を受賞しドラマ化もされた、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹による同名小説を、菅田将暉と桐谷健太を主演に迎え、板尾創路監督が映画化した作品。

監督:板尾創路 脚本:板尾創路、豊田利晃 出演:菅田将暉、桐谷健太、木村文乃、川谷修士(2丁拳銃)、三浦誠己、加藤諒、高橋努、日野陽仁、山崎樹範 ほか

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。

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