Nov 04, 2017 news

西島秀俊、妻役・宮﨑あおいからスーツ越しの筋肉を褒められる

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第157回

俳優の西島秀俊が、11月3日にTOHOシネマズ 上野で行われた、映画『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』の初日舞台挨拶に登壇した。

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グランドオープンを翌日(11/4)に控えたTOHOシネマズ 上野で行われた本舞台挨拶。開始前にはロビーにてテープカットセレモニーも開催され、舞台挨拶自体も全8スクリーンをジャックして連続で実施された。

主演を務めた二宮和也(【佐々木充】役)は「朝から舞台挨拶をしていますが、どのスクリーンもたくさんの人が来てくれていてありがたかったです」と感謝すると、なんと偶然にもこの日11月3日は、二宮が所属する嵐のデビュー18周年の記念の日と重なり「その週というのはあるかもしれないですけど、(日にちが)ドンピシャですからね。メンバーに話しても『あぁ、そうなんだ!』と驚いてましたし。何か運命を感じますね」と語っていると、すかさず嵐の大ファンとしても知られる綾野剛(【柳沢健】役)が「素晴らしいです。まぁ、(嵐の)結成は9月ですけどね」とつぶやき、“嵐マニア”ぶりを遺憾なく発揮していた。

そんな中、【山形千鶴】役の宮﨑あおいに「スーツ姿がすごく素敵で、背中の筋肉の感じとかが分かるんですよね」と褒められ、真剣な眼差しでその言葉を聞いていた、夫【山形直太朗】役の西島。“最近泣いたこと”について尋ねられた西島は、宮﨑と同じく東京国際映画祭(10/25〜11/3)での出来事を挙げ「おととい泣きましたね。18年前くらいからの友達で、その時は助監督のそのまた下くらいの奴だったんですけど、5年かけて作ったドキュメンタリー作品が今年の東京国際映画祭で上映されたんです。舞台挨拶を見ているだけで感動しましたね」と、感慨深く語っていた。

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ちなみに、宮﨑は、今年の東京国際映画祭の特別企画【銀幕のミューズたち】で上映された『EUREKA ユリイカ』(2001年公開)で、10年ぶりに青山真治監督と再会した時のことについて触れ、泣いたことを明かしていた。

また、本作をもう一度観るための注目ポイントとして、二宮が「以前、店をやっていた頃のことを説明する時に、みんなで働いているシーンがあったと思うんですが、そこにこの映画の料理監修をしてくださった服部幸應先生がお客さんとして出てるんです」と明かすと、映画を観終わったばかりの客席からは「えー!!」と驚きの声が。同様に西島も「えー! 知らなかった!!」と、驚きの表情を隠せないでいた。

最後に、西島は「この映画を観て、今まで自分が食べてきた料理を思い出しました。それは、地元・多摩の料理屋さんだったり、一人暮らしをしている時にお世話になった定食屋さんだったり。でも、やっぱり一番は母親の料理を思い出しましたね」と、しみじみ語っていた。

舞台挨拶にはその他、滝田洋二郎監督、出演の竹野内豊、西畑大吾が登壇した。なお、この舞台挨拶の模様は全国125劇場へ生中継された。

映画『ラストレシピ 〜麒麟の舌の記憶〜』(東宝配給)

映画『ラストレシピ 〜麒麟の舌の記憶〜』(東宝配給)は、天才料理人が、歴史の闇に消えてしまった幻のレシピを探していく過程で、思いもよらない真実が明らかになっていく様を描いた、人気料理番組「料理の鉄人」を手掛けた演出家・田中経一によるデビュー小説を映画化した作品。

監督:滝田洋二郎 脚本:林民夫 出演:二宮和也、西島秀俊、綾野剛、宮﨑あおい、西畑大吾、兼松若人、竹嶋康成、広澤草、グレッグ・デール、ボブ・ワーリー、伊川東吾、笈田ヨシ、大地康雄、竹野内豊 ほか

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。