Aug 27, 2017 news

有村架純、ひよっこから卒業?!どっしりと構えた人間に憧れを抱く

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第128回

現在、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』に出演中の“国民的”女優・有村架純が、8月26日にTOHOシネマズ 日劇で行われた、映画『関ヶ原』の初日舞台挨拶に登壇した。

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「緊張してボディソープでシャンプーしてしまったので、髪がキシキシです」と挨拶していた、【島左近】役の平岳大。

MCからの『タイムスリップして関ヶ原の戦いに参加するなら誰として参加したい?』の質問にも、「平和主義者なので僕は逃げ切りたいです。走って逃げたい」と、勇猛果敢で男らしい【島左近】像を“転覆”させるような発言をする平だったが、やはり【島左近】という武将は女性陣には人気なようで、【蛇白/阿茶】役を務めた伊藤歩は「博打には勝ちたいから東軍がいいんですけど、やっぱり島左近さまがイイですね。剣で戦ってあそこまで名を残すというのは素晴らしいですし、男らしくて素敵です」と、相手は敵対する西軍の人間だがその男っぷりにはアッパレといった様子だった。

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そして、伊賀の忍び【初芽】を演じた有村も「左近さまになりたいです。三成さまをあそこまで支えられるのは左近さまだけだと思います。西軍の中でどっしりと構えているので、私もそれくらいの気持ちで戦いに臨みたいです」と、熱く語っていた。

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そんな【初芽】が仕える主君【石田三成】を演じた岡田准一は、同様の質問に「東出くんとして戦に参加したいですね。大きいんでよく見えるだろうし」と、【小早川秀秋】ではなく、演じた東出昌大の方に憧れを抱き会場の笑いを誘うと、改めて「家康さまがいいですかね。得意の野戦に持ち込みたいです」と回答。その理由としては「最初は、福島隊にいた可児才蔵と言ってたんですが、マニアックすぎると言われたんで(笑)」と、照れ笑いを浮かべていた岡田だった。

対して、東軍の将【徳川家康】を演じた役所広司はというと「体型は家康のままで、初芽になりたいです。三成公の子宝を授かりたい」と、天下取りではなく別の野望をのぞかせていたのであった。

最後に岡田は、本作で伊賀の忍び【赤耳】を演じ、今年7月に死去した俳優の中嶋しゅうさんへ、初日を迎えた報告と、その想いを届けていた。

舞台挨拶にはその他、原田眞人監督、出演の東出昌大、音尾琢真、和田正人、中越典子が登壇した。

映画『関ヶ原』(東宝/アスミック・エース配給)

映画『関ヶ原』(東宝/アスミック・エース配給)は、義を貫いた石田三成の生き様を軸に、関ヶ原の戦いを真正面から描き上げた、司馬遼太郎による名作小説を映画化した作品。

監督・脚本:原田眞人 出演:岡田准一、役所広司、有村架純、平岳大、東出昌大、北村有起哉、伊藤歩、中嶋しゅう、音尾琢真、和田正人、キムラ緑子、滝藤賢一、中越典子、壇蜜、西岡德馬、松山ケンイチ、麿赤兒、堀部圭亮、三浦誠己、橋本じゅん、荻野みかん、成田瑛基、安藤裕子、吉村界人、中村育二、木場勝己 ほか

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。