Jul 27, 2017 news

岡田将生ザ・ワールド炸裂! 『ジョジョ』でも後輩にナメられる

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第117回

俳優の岡田将生が、7月26日に恵比寿ザ・ガーデンホールで行われた、映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』のジャパンプレミアに出席した。

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アンタッチャブルな作品として、これまで実写化が避けられてきた『ジョジョの奇妙な冒険』だが、原作者の荒木飛呂彦先生はビデオメッセージで「映画化に関して、期待と同時に不安を感じている人もいると思いますが、完成度の高さは予想を超えてきます。キャラクターが場面を圧倒的に支配していますし、山﨑賢人さん演じる仗助の存在感が、みんなを引っ張ってくれています」と語るなど、作品の出来には太鼓判を押していた。

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その言葉を受けた、主人公【東方仗助】役の山﨑は「荒木先生とは2度お会いしたんですが、本当に素敵な方で、僕も死ぬ気でやってきたので、『ジョジョ』の生みの親である荒木先生からこういう言葉を頂けて嬉しいです」と、喜びのコメントとともに、安堵の表情を浮かべていた。

個性溢れるキャラクターが多数登場することでも有名な本作だが、なかでも、新田真剣佑扮する【虹村億泰】の兄【虹村形兆】を演じた岡田将生は、この日も天然キャラ、愛されキャラという個性を炸裂させていた。

昨年9月に行われた、プロジェクト発表記者会見の場で「億泰という役は兄の形兆のことが大好きで、本当に愛しているんです。だから、僕も岡田さんを撮影が始まる前に”愛してます”と言えるような関係になっていたいなと思っています」と語っていた真剣佑。果たして、撮影を終えた今、その想いは成し遂げられたのだろうか。

この日のトークショーでは、隣に立つ兄・岡田のことをジッと見つめながら、「兄貴とは唯一タメ口でしゃべらせてもらってます」と話し始める真剣佑に対し、「本当にタメ口なんですよ!結構年上なのに(笑)」と、不満タラタラの岡田。さらに、「愛してます。役としても形兆を愛してますし、真剣佑としても岡田将生を愛してます」と、真っ直ぐな眼で語り掛ける真剣佑に対して、「お前ちょっと馬鹿にしてんだろ?(笑)」と、カチンときていた岡田だった。

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一方、岡田の方はというと、「(初の悪役として)精神統一したくても、隣にいつもこの人(真剣佑)が居て、『兄貴、兄貴、ご飯食べようぜ!』って言ってくるので、集中できなかったです」と、文句を垂れながら、「でも、居てくれるだけで兄弟の関係性ができていたので、それが芝居に生きたと思います。ありがとう」と、“弟”に感謝していた岡田だった。

しかし、撮影場所となったスペイン・シッチェスでの様子について、本作のメガホンを執った三池崇史監督が「シッチェスもバルセロナも良いところですけど、観光で行かれる時に気を付けて頂きたいのは、お風呂がちょっと滑りやすいんですよね、岡田さん」と、突然、話の矛先を岡田に向けると、「お風呂の縁に頭をぶつけて、1時間くらい意識を失ってたらしいんですよ。目が覚めたら湯船が真っ赤だったみたいで」と、とんでもエピソードを暴露。「その話はダメでしょ・・・」と、慌てふためく岡田の姿がそこにはあったのだった。

当日はその他、出演の神木隆之介、小松菜奈、山田孝之、伊勢谷友介が出席した。

映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章』(東宝/ワーナー配給)

映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない第一章』(東宝/ワーナー配給)は、シリーズ累計発行部数1億部を突破する、荒木飛呂彦による大ヒットコミック「ジョジョの奇妙な冒険」を初めて実写映画化した作品。

監督:三池崇史 脚本:江良至 出演:山﨑賢人、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、新田真剣佑、観月ありさ、國村隼、山田孝之、伊勢谷友介 ほか

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。