コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第60回
人気がうなぎのぼりの女優・吉岡里帆が、4月15日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた、映画『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』の初日舞台挨拶に登壇した。
以前から『名探偵コナン』の大ファンだったという吉岡は、この日もコナン愛が止まらず、一緒に登壇したレギュラー声優の高山みなみ(江戸川コナン役)、小山力也(毛利小五郎役)、堀川りょう(服部平次役)、宮村優子(遠山和葉役)らの話を、目をつむりウンウンと頷きながら、一言一句かみしめるように聞いていた。
吉岡自身も「ここに来る前に、コナン君と一緒に髪型を直す様子をインスタに投稿してきたので見てみてください!」と、コナンと過ごした最高の時間をアピールしていた。
さらに、この日は、主題歌を担当した倉木麻衣が、本作の主題歌[渡月橋 ~君 想ふ~]と、シリーズの中でも人気が高く、本作同様、平次と和葉が活躍する『名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)』の主題歌[Time after time ~花舞う街で~]の2曲をスペシャルメドレーで生披露した。
その様子をウットリとした表情で聴いていた吉岡は「たまらないですね。『名探偵コナン』は1曲1曲、音楽も魅力なので、生で聴いて、異空間に連れて行かれた感じです」とコメント。
また、吉岡と同じく、今回ゲスト声優として参加した宮川大輔は「土曜の6時(18時)に『名探偵コナン』をやってますけど、その後に僕がやってる『満天★青空レストラン』が放送されているので、いつも良いバトンを頂いてます。今回、この作品に出演して、コナン愛がさらに深まりました」と、もうコナンに足を向けて寝られないほどに感謝しきっていた。
そんな吉岡と宮川の姿を見守っていた高山は「2人のコナン愛が伝わってきて照れますね。もう隠れたいくらい嬉しいです」と、コナンの着ぐるみは無表情だったが、高山の頬は緩みっぱなしなのであった。
映画『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』(東宝配給)
映画『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』(東宝配給)は、大阪や京都を舞台にして、「百人一首」をキワードに描かれる、青山剛昌による大人気コミックをアニメーション映画化した、『名探偵コナン』の劇場版第21弾作品。