Jan 31, 2017 news

まだまだ強火の高火力、北川景子結婚後も人気衰えず

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第29回

『破門  ふたりのヤクビョーガミ』の初日舞台挨拶が1月28日、丸の内ピカデリー1で行われた。 舞台挨拶には、小林聖太郎監督、出演の佐々木蔵之介、横山裕(関ジャニ∞)、北川景子、濵田崇裕(ジャニーズWEST)、矢本悠馬、橋本マナミ、木下ほうか、橋爪功が登壇した。

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「適材適所かな」

映画『破門  ふたりのヤクビョーガミ』で、横山裕演じる【二宮啓之】のいとこで、二宮が好意を寄せる女性【渡辺悠紀】を演じた北川景子。 [自分の役以外でやりたい役があったか?]の問いに、共演の女優の名を挙げてこう語った。 「元々、女性キャストが少ない映画ですけど、考えてみた時に、マナミちゃんの役はできないかなと(笑)。あの役はマナミちゃんにしかできないと思います」と。そして「適材適所かな」と。

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「マナミちゃん」というのは、愛人キャラがすっかり板についてきた橋本マナミのことで、本作で橋本は、橋爪功演じる【小清水隆夫】の愛人【玲美(真鍋恵美)】を演じているが、この日も胸元がパックリと開いたドレスを着て、これでもかというくらいのフェロモンを振り撒いていた。ただ、橋本も北川同様に「愛人は愛人でいいかな(笑)。私が北川さんの役だと浮いちゃうと思います」と語るなど、2人とも自分の役割というものをきちんと理解している様子だった。

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さらに、本作では、全編にわたって関西弁を披露している北川。決して付け焼刃などではなく、兵庫県神戸市出身の北川にとっては日常使いの言語であり、テレビ番組で関西弁を話している北川の姿を何度も見たことがあるが、これがまた北川の魅力を一段と際立たせている。

普段はクールで近寄りがたい美しさを身に纏っている感じだが、いざ関西弁を話し出すと、今までの落ち着いたトーンが嘘のように、ペラペラと言葉も流暢になり、気さくに話し掛けやすい関西のお姉ちゃんと化す。そのギャップがたまらなく愛らしいのだ。 これが男女ともに虜にする北川の魅力なのかもしれない。

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人気が絶頂を迎えた時、ついに北川にとって忘れられない日がやってきた。 2016年1月11日。 そう、ロックミュージシャンのDAIGOとの結婚の日である。 結婚会見において、2人が金屏風の前で並んで座り、時折見つめ合い微笑み合う姿を見た時には、ついこちらもニンマリとしてしまい、幸福感いっぱいに包まれたものだ。よく人気俳優、人気女優の熱愛、結婚となると手放しで喜べないことが多々あるのだが、この2人に関しては、純粋にその門出をお祝いしたくなり、これだけ好感度の高い“結婚”を見るのも久しぶりであった。

あの会見から約1年。以前より若干露出が減った感じはあるが、依然として“美”を追求するCMや広告には北川の存在は欠かせないものとなっている。新垣結衣、石原さとみらと並んで、未だに女性が“なりたい顔”の代表格になっているのが、その証拠だ。

それを裏付けるように、今回の舞台挨拶でも、北川がステージに登壇するや、客席から「景ちゃ~ん!」と声援を送る熱い女性ファンたちの姿があった。

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結婚後もその人気は下火になるどころか、強火の高火力を維持している。 北川景子が放つ“波紋”は、老若男女問わず今後も広がり続けていく。

映画『破門  ふたりのヤクビョーガミ』(松竹配給)

映画『破門  ふたりのヤクビョーガミ』(松竹配給)は、黒川博行による第151回直木賞受賞作「破門」を、佐々木蔵之介&横山裕(関ジャニ∞)のダブル主演で映画化したハードボイルド・アクション。

監督:小林聖太郎 脚本:真辺克彦、小嶋健作、小林聖太郎 出演:佐々木蔵之介、横山裕(関ジャニ∞)、北川景子、濵田崇裕(ジャニーズWEST)、矢本悠馬、橋本マナミ、中村ゆり、木下ほうか、高川裕也、佐藤佐吉、勝矢、山本龍二、佐藤蛾次郎、月亭可朝、キムラ緑子、宇崎竜童、國村隼、橋爪功 ほか

公式サイト http://hamon-movie.jp/

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。