Nov 15, 2024 news

橋本愛主演×矢崎仁司監督×柚木麻子原作 映画『早乙女カナコの場合は』 25年3月公開

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【コメント】

▼橋本愛
大学に通えなかった自分にとって、この作品はあらかじめ失われた青春を取り戻すかのような……というほど甘酸っぱい話でもないのですが、全く知らない世界を手探りで途方もなく歩く感覚、でした。
男とか、女とか、そのグラデーションとか、自意識、愚かさ、狡猾さとか、そんなものがわっと湧き上がってきて、葛藤して、ぐちゃぐちゃになって。でもそれこそがオリジナルで、そして何でもない自分自身なのだと、そんなふうに思ったんです。全然大人になんてなってなかった!

▼中川大志
長津田というキャラクターを知れば知るほど人間の奥深さが出てきて、とてもチャーミングです。この役は僕にとってまた新たな挑戦でもありました。映画の中で流れていく時間、変化していく季節が、苦しくも心地よかったです。

▼矢崎仁司(監督)
物語より、光景の積み重ねこそが、観る人の心に触れると信じて映画を作り続けてきました。素晴らしいスタッフとの出会いで光景が映し撮れたと思います。ぼんやりした不安の世界をサバイブする彼、彼女たちに会いに来てください。きっと元気になれる。見えない鎖を解き放つ作品になると嬉しいです。

▼柚木麻子(原作)
あまりにも美しい愛についての映画で自分の原作かどうか、疑ってしまった。

映画『早乙女カナコの場合は』は、2025年3月より全国公開。

作品情報
映画『早乙女カナコの場合は』

大学進学と同時に友達と二人暮らしを始めた早乙女カナコ。入学式で演劇サークル「チャリングクロス」で脚本家を目指す長津田と出会い、そのまま付き合うことに。就職活動を終え、念願の大手出版社に就職が決まる。長津田とも4年の付き合いになるが、このところ口げんかが絶えない。⻑津田は、口ばかりで脚本を最後まで書かず、卒業もする気はなさそう。サークルに入ってきた女子大の1年生・麻衣子と浮気疑惑さえある。そんなとき、カナコは内定先の先輩・吉沢から告白される。やがて、編集者になる夢を追うカナコは、長津田の生き方とだんだんとすれ違っていく。大学入学から10年―それぞれが抱える葛藤、迷い、そして2人の恋の行方は‥‥。

監督:矢崎仁司 

原作:柚木麻子「早稲女、女、男」(祥伝社文庫刊) 

出演:橋本愛、中川大志 

配給:日活/KDDI

©2015 柚木麻子/祥伝社 ©2024「早乙女カナコの場合は」製作委員会

2025年3月 新宿ピカデリー他全国公開

公式サイト saotomekanako-movie