昨年のヴェネチア国際映画祭で銀獅⼦賞(審査員⼤賞)と新⼈監督賞をダブル受賞、第48回セザール賞で最優秀新⼈監督賞を受賞し、本年度アカデミー賞国際⻑編映画部⾨のフランス代表にも選出された、映画『サントメール ある被告』の予告映像が公開された。
本作は、フランス北部の町、サントメールで実際にあった裁判をベースにした物語。若き⼥性作家ラマは、ある裁判を傍聴する。被告は⽣後15ヶ⽉の幼い娘を海辺に置き去りにし殺害した罪に問われた若い⼥性ロランス。セネガルからフランスに留学し、完璧な美しいフランス語を話す彼⼥は、本当に我が⼦を殺したのか?実際の裁判記録をそのままセリフに使⽤した緊迫感漲るドラマが展開され、観客はラマの視点を通して、まるで裁判に投げ込まれたかのようにスリルに満ちた時間を追体験する。
監督は『私たち』で 2021年ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部⾨最優秀作品賞を受賞するなど、ドキュメンタリー作家として国際的に⾼い評価を受ける、セネガル系フランス⼈⼥性監督アリス・ディオップ。本作が初めての⻑編劇映画ながら、ドキュメンタリー的視点を交えながら描く卓越した⼿法が絶賛され、今や映画ファンが最も注⽬すべき監督の1⼈となっている。
撮影監督は『燃ゆる⼥の肖像』でセザール賞はじめ数々の撮影賞に輝いたクレール・マトン。脚本に、フェミナ賞とゴンクール賞を受賞している作家、マリー・ンディアイが参加している。
映画『サントメール ある被告』は、2023年7月14日(金)より全国順次公開予定。
若き⼥性作家ラマは、ある裁判を傍聴する。被告は、⽣後15ヶ⽉の幼い娘を海辺に置き去りにし殺害した罪に問われた若い⼥性ロランス。セネガルからフランスに留学し、完璧な美しいフランス語を話す彼⼥は、本当に我が⼦を殺したのか。被告本⼈の証⾔も娘の⽗親である男性の証⾔も、何が真実かわからない。そして偶然ラマは被告の⺟親と知り合うことになり‥‥。
監督:アリス・ディオップ
出演:カイジ・カガメ、ガスラジー・マランダ、ロバート・カンタレラ
配給:トランスフォーマー
© SRAB FILMS – ARTE FRANCE CINÉMA – 2022
2023年7月14日(金) Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開予定