1870年代、フランスに実在したヒゲの女性に着想を得た、真実の物語、映画『ロザリー』。この度、本作の公開日が決定し、あわせて、本作の日本版予告映像とポスタービジュアルが公開された。
第76回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門に出品、クィア・パルム賞にノミネートされ話題を呼んだ本作は、フランスに実在したヒゲを生やした女性、クレマンティーヌ・デレに着想を得て生まれた。監督・脚本は、前作『ザ・ダンサー』が第69回カンヌ国際映画祭同部門への出品・ノミネートを果たし、鮮烈なデビューを飾ったステファニー・ディ・ジューストが務め、コンプレックスを抱えながらも愛を信じる女性を描く。
ロザリー役には、フランソワ・オゾン監督作『私がやりました』で脚光を浴びた新進女優、ナディア・テレスキウィッツ。ロザリーの夫・アベル役は、『ピアニスト』『ポトフ 美食家と料理人』などのフランス映画界を代表する名俳優、ブノワ・マジメルが演じる。
▼ステファニー・ディ・ジュースト監督 メッセージ
父が亡くなり、虚無感と焦燥感を抱える中、「髭の生えた女性」として有名だったクレマンティーヌ・デレという女性が私の心を掴みました。見せ物となるのを拒絶し、一人の女性として人生を歩む欲求を誰よりも持っていたことを知り、時代の偏見に抗い女性らしさを貫く主人公・ロザリーが誕生しました。他人と自分を愛することがロザリーの闘いです。本作を通して無条件の愛、自己受容・自己創造の自由を描くために、髭が不可欠な要素となっています。
映画『ロザリー』は、2025年5月2日(金)より全国公開。
生まれた時から多毛症に悩まされるロザリーは、その特別な秘密を隠して生きてきた。田舎町でカフェを営むアベルと結婚し、店を手伝うことになった彼女はある考えがひらめく。「ヒゲを伸ばした姿を見せることで、客が集まるかもしれない」始めは彼女の行動に反対し嫌悪感を示したアベルだったが、その純粋で真摯な愛に次第に惹かれていく。
監督:ステファニー・ディ・ジュースト
出演:ナディア・テレスキウィッツ、ブノワ・マジメル、バンジャマン・ビオレ、ギヨーム・グイ、ギュスタヴ・ケルヴェン、アンナ・ビオレ
配給:クロックワークス
© 2024 – TRÉSOR FILMS – GAUMONT – LAURENT DASSAULT ROND-POINT – ARTÉMIS PRODUCTIONS
2025年5月2日(金) 新宿武蔵野館ほか全国公開
公式サイト klockworx.com/rosalie