「このミステリーがすごい!」2008年版の第1位に輝き、累計発行部数60万部超えの佐々木譲による同名警察小説を、韓国映画界の実力派キャストで映画化した、映画『警官の血』。
この度、本編映像に加え、チョ・ジヌンやチェ・ウシク、イ・ギュマン監督のインタビューと撮影現場の様子を捉えたメイキングが収められたフィーチャレット映像が公開された。
チョ・ジヌンが演じるパク・ガンユンは、裏社会に溶け込むために最高級のスーツを着て、高級車に乗り、派手な暮らしをする。そんな役どころに対して、「刑事といえば、もっと庶民的だと思っていました」と従来の警官のイメージを払拭させる役どころであることを語っている。ガンユンとは対照的に群衆に溶け込みやすい服装だったミンジェ(チェ・ウシク)は、広域捜査隊に配属されてからはガンユンよりも明るく青みがかったトーンの高級スーツを身にまとって捜査する。本映像ではそんな2人の捜査する姿が映し出される。
緊迫感漂う本編とは違い、撮影現場は和やかな雰囲気だった。本映像で「チョ・ジヌンさんとの共演にとてもワクワクした」と語るチェ・ウシクは、満面の笑みでチョ・ジヌンと接する姿が切り取られている。
「派手な照明や衣装、美術により、富と財力を揃えることで退廃的な空間を作ろうとしました」と語るイ・ギュマン監督。そんな監督の意向を形にしたのは、世界中で大ヒットしたNetflixオリジナルドラマ「イカゲーム」のプロダクションデザイナーのチェ・ギョンソンとNetflixオリジナルドラマ「地獄が呼んでいる」の衣装を担当したキム・ギョンミ。最高峰のスタッフによって作り上げた独自の世界観にも注目したい。
本国初登場1位を記録し、警察組織の闇を描いた予測不能なクライム・サスペンス、映画『警官の血』は10月28日(金)より新宿バルト9ほか全国公開。
警官殺害事件の裏で糸を引く人物として浮上した、広域捜査隊のエース刑事パク・ガンユン。出処不明の莫大な後援金を受け、裏社会に精通しながら違法捜査を繰り返していた。彼を内偵調査するのは、警官の父を持つ新人刑事チェ・ミンジェ。2人は新種の麻薬捜査をするも、捜査費が足りず、ガンユンは遂に警官として越えてはならない一線を越えてしまい‥‥警察内部の秘密組織とその裏に隠された不正行為、そして、殉職した父の真相。警察組織の闇に触れるとき、予想を裏切る展開が待ち受ける。
監督:イ・ギュマン
原作:佐々木譲『警官の血』(新潮文庫刊)
出演:チョ・ジヌン、チェ・ウシク、パク・ヒスン、クォン・ユル、パク・ミョンフン
配給:クロックワークス
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2022年10月28日(金) 新宿バルト9ほか全国公開