Netflixシリーズ「ポケモンコンシェルジュ」。この度、コダックやピカチュウなど様々なポケモンたちが登場する本作のメイキング映像が公開された。
本作は、ポケモンたちがお客さまとして訪れる南の島“ポケモンリゾート”を舞台に、新米コンシェルジュのハル(声: のん)が、先輩スタッフとともにポケモンのお世話に奔走しながら、やがて本当の自分らしさに気づいていく物語。
「ポケモンコンシェルジュ」では、この完全新作のお話をドワーフスタジオとともに映像化するにあたり、静止した人形を1コマごとに少しずつ動かしながら撮影する“ストップモーション”というアニメーション技法を使用している。
小川育監督は、本作の制作にあたり「ポケモンがいる世界をリアルに感じてもらえるような作品を目指した」と語る。
コンセプトアートとキャラクターデザインを手掛けたのは、『コララインとボタンの魔女 3D』でコンセプトアートを担当し、当時日本人初となるアニー賞最優秀美術賞を受賞した上杉忠弘。上杉はポケモンリゾートというポケモンの癒しの場を描く上で「ポケモンの世界の範疇からあまり逸脱はしすぎないけれども、意外性はある、というような落としどころを探っていきました。見て“楽しそう!”って思えるかが大事なところです。」と解説した。
本作に登場するさまざまなポケモンたちはもちろん、新米コンシェルジュのハルや先輩のアリサやタイラなど、人形制作進行を担当したドワーフの原田脩平はポケモンの表現について、「ストップモーション・アニメーションは、人形がどのように動くのかを前提に設計していく世界なので、形、大きさ、素材をそれぞれのポケモンごとに考えながら検証していきました。そこが一番大変で、やりがいでしたね。」と明かす。
中でもコダックについて小川は監督は「コダックは体型がすごくシンプルで、足も短いですし、手もお腹まで届かないので行動の範囲が制限されていて、歩いたり走ったりするときも鈍くさい感じがいいなと思ったので無駄な動きを入れてみたりもしました。」と、こだわりを打ち明けた。頭痛に悩まされ頭を抱える姿や、強力な“ねんりき”を放つ姿など、コダックらしさ満載の演出にも注目したい。
また、そんなコダックのお世話に奔走するするハルは、初期段階で上杉忠弘の手がけたキャラクターデザインでも、さまざまな表情集が描かれた。監督の小川とディスカッションを重ね、原田は実際にハルを動かすために、「体の動きだけでなく顔の表情で(心情を)たくさん伝えられるように表情のパーツをたくさん作りました。ハルは主人公なので30種類くらいの表情を用
意しましたね。」と、ハルのあふれ出す人間味を表現したという。
さらに、本作には、美術や小道具などの至る所にも、ポケモンモチーフが散りばめられている。小川監督は、「ポケモンをモチーフにしたプロダクトが色んなところに出ているので探してみてください。何度見ても新たな発見があると思うので繰り返し見ていただきたいです。」と語る。遊び心に満ちた楽しい演出も見逃せない。
Netflixシリーズ「ポケモンコンシェルジュ」は、独占配信中。
ポケモンたちがお客さまとして訪れる南の島”ポケモンリゾート”を舞台に、新米コンシェルジュのハルが、先輩スタッフとともにポケモンのお世話に奔走しながら、やがて本当の自分らしさに気づいていく物語。
監督:小川育
制作:ドワーフスタジオ(株式会社 FIELD MANAGEMENTEXPAND)
声の出演:のん、ファイルーズあい、奥野瑛太、竹村叔子
©2023 Pokémon. ©1995-2023 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
Netflix にて独占配信中
公式サイト pokemonconcierge