Jun 11, 2022 news

映画『PLAN 75』早川千絵監督×磯村勇斗×河合優実のスペシャルトーク&ストーリーを紐解く特別映像が公開

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第75回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門正式出品され、カメラドール特別表彰を授与された映画『PLAN 75』。脚本・監督は、本作が長編初監督作品ながら、2022年カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門への正式出品、カメラドール特別表彰授与という快挙を成し遂げた早川千絵。

早川監督は、「経済的合理性を優先し、人の痛みへの想像力を欠く昨今の社会に対する憤りに突き動かされて生まれた映画です。倍賞千恵子さん演じるミチという女性の姿を通して、人が生きることを全肯定する。そんな映画にしたい」と、是枝裕和監督が初めて総合監修を務めたオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』の一篇『PLAN75』を再構築、キャストを一新し、長編映画化した。

主人公・角谷(かくたに)ミチを演じるのは倍賞千恵子。〈プラン75〉に携わる側には磯村勇斗、河合優実を配し、他にたかお鷹やステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美らが顔を揃えた。超高齢化社会に対応すべく75歳以上が自ら生死を選択できる制度〈プラン75〉が施行され、その制度に大きく翻弄される人々の姿を描いた衝撃作。

この度、『PLAN 75』の公開を記念した特別映像【スペシャルトーク編】、【ストーリー編】が公開された。

【スペシャルトーク編】

【ストーリー編】

【スペシャルトーク編】は、早川千絵監督、死を推奨する市役所職員ヒロムを演じた磯村勇斗、コールセンタースタッフの瑶子を演じた河合優実が、脚本を読んだ印象や映画の見どころ、監督について語るインタビューが収められている。【ストーリー編】では、75歳以上が自ら生死を選択できる制度<プラン75>が施行された社会で、制度に翻弄されていく人々の姿を紐解いていく。

磯村は「作品の中で大きな選択を迫られている怖さがあって、僕たちが生きている現代の延長線上で起こり得るんじゃないかと危機感を感じ、この社会的なテーマを絶対に届けなければいけないと強く思いました」と脚本を読んだ印象を力強く語る。

早川監督は「ここ数年、日本で“自己責任”という言葉が幅を利かせ、社会的に弱い立場にある人たちに対して凄く風当たりが強くなってきていることに憤りを感じていて、それが原動力になって映画を作ろうと思った」と語り、制作理由を明かしている。

河合は、「(作品で描かれるのは)私たちが今感じている事とか、生活している事の延長にある未来で、全然離れた事ではない、他人ごとではない未来だと思うので、疑問を感じたり、心に芽生えたものを大切に映画から持ち帰って、皆さんの生活に変化があったら嬉しいと思います」と見どころについて語るなど、3人が様々なトークを繰り広げる。あわせて場面写真も公開された。

映画『PLAN 75』は、6月17日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開。

作品情報
映画『PLAN 75』

少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。満75歳から生死の選択権を与える制度〈プラン 75〉が国会で可決・施行された。様々な物議を醸していたが、超高齢化問題の解決策として、世間はすっかり受け入れムードとなる。夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷ミチは78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女は〈プラン 75〉の申請を検討し始める。一方、市役所の〈プラン 75〉の申請窓口で働くヒロム、死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートするコールセンタースタッフの瑶子は、このシステムの存在に強い疑問を抱いていく。また、フィリピンから単身来日した介護職のマリアは幼い娘の手術費用を稼ぐため、より高給の<プラン75>関連施設に転職。利用者の遺品処理など、複雑な思いを抱えて作業に臨む日々を送る。果たして、〈プラン 75〉に翻弄される人々が行く着く先で見出した答えとは。

監督・脚本:早川千絵

出演:倍賞千恵子、磯村勇斗、たかお鷹、河合優実、ステファニー・アリアン、大方斐紗子、串田和美

配給:ハピネットファントム・スタジオ

©2022『PLAN 75』製作委員会/Urban Factory/Fusee

2022年6月17日(金) 全国公開

公式サイト happinet-phantom.com/plan75