Feb 10, 2022 news

鬼才ジャック・オディアール監督が描く若者たちの恋愛と“新しいパリ” 映画『パリ13区』特報映像が公開

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カンヌ国際映画祭パルムドール受賞『ディーパンの闘い』、グランプリ受賞『預言者』など数々の名作で世を驚かせてきた、今年70歳を迎える鬼才ジャック・オディアール監督の待望の最新作、映画『パリ13区』。本作では、『燃ゆる女の肖像』で一躍世界のトップ監督となった現在43歳のセリーヌ・シアマと共同で脚本を手がけ、“新しいパリ”の物語を、洗練されたモノクロの映像美で大胆に描き出した。

公開された特報映像にモノクロで映し出されるのは、再開発の進むパリ13区。都会的な高層ビルと工場の煙が立ち込める夜のパリで、「どんなセックスライフ?」「誰にも拘束されたくない」と男女が囁き合う。そして音楽の高まりとともに街は陽の光を浴び、この街で出会う若者たち4人の魅力的なカットが交差していく。

ジャック・オディアール監督は、今回パリ13区をテーマに描いたことについて「パリでは何度も撮影をしてきたが、13区を選んでモノクロで撮影することによって、より生き生きとしたものを提供できる可能性が生まれ、パリへの期待感が変わった。」とコメント。パリを舞台にした数々の名作を届けてきたオディアールが、“新しいパリ” を見出し、映像化したことが伺える。あわせて場面写真も公開された。

2021年第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でお披露目されるや、フランス映画界屈指の世代を超えたビッグコラボが大きな注目を集め、絶賛を浴び、また先日ノミネーションが発表された第47回セザール賞では、撮影賞、脚色賞、音楽賞、有望若手女優賞、有望若手男優賞の5部門に選出された(授賞式は現地時間の2月25日)。音楽は、フランスでカルト的人気を誇るエレクトロニカ・アーティストのRoneが手掛け、第74回カンヌ国際映画祭においてサウンドトラック賞を受賞している。

映画『パリ13区』は、4月22日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開。

作品情報
映画『パリ13区』

再開発の進むパリ13区。この街で出会う若者たち4人。これまで知られていなかったフレッシュな“新しいパリ”で彼らの恋愛ドラマの幕が開ける。

監督:ジャック・オディアール

原作:「アンバー・スウィート」「キリング・アンド・ダイング」「バカンスはハワイへ」エイドリアン・トミネ著(『キリング・アンド・ダイング』『サマーブロンド』収録:国書刊行会)

脚本:ジャック・オディアール、セリーヌ・シアマ、レア・ミシウス

出演:ルーシー・チャン、マキタ・サンバ、ノエミ・メルラン、ジェニー・ベス

配給:ロングライド

©PAGE 114 – France 2 Cinéma
©︎ShannaBesson

2022年4月22日(金) 新宿ピカデリーほかにて全国公開

公式サイト longride.jp/paris13/