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「全世界に必要な一本」「この映画を観てよかった」「新しい毒をもった喜劇」
これまでロッテルダムやバンクーバーで受賞を重ね、世界からも注目を浴びる池田暁監督。初の劇場公開となる待望の最新作『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』。唯一無二の作品世界に魅せられ、映画監督・小説家・詩人・演出家・落語家・漫画家…各界から絶賛コメント&イラストが到着!
(以下、敬称略・順不同)
カウリスマキやロイ・アンダーソンを思わせるオフビートな笑いを誘う、斬新でオリジナリティー溢れる作品世界。 こんな映画、見たことない!
微笑でも苦笑でも哄笑でもない無音の笑いが途切れない。
意味に囚われない人間存在の面白さ。
—— 谷川俊太郎(詩人)
ここにある笑いは、おこがましいが別役実や私が書く作品の質にも似ているが、
きわめて映画的に美しく描かれるとき、それは小津安二郎にも見える。
けれど、というか、だからこそ、きわめて不気味な人間たちの住む世界のグロテスクな笑いになる。
新しい毒をもった喜劇だ。
—— 宮沢章夫(劇作家・演出家・作家)
空前絶後、監督独自の世界が映画を埋め尽くしている。
ああ、この映画をカウリスマキに観せたい。
テリー・ギリアムに観せたい。
—— 根岸吉太郎(映画監督)
落語で例えるなら、四代目春風亭柳好師匠の【道具屋】。
背筋が凍るほどの才能。
得体の知れない面白さ。
—— 瀧川鯉八(落語家)
池田暁の作品は現代の日本映画の中でもユニークで、とてもスペシャルだ。
科学的ともいえる精密さで、たどたどしいトランペットの音色の中に、笑いと痛みの中間点を見つけ出す。
—— トニー・レインズ(映画評論家)
今の日本映画のエアポケットに、
いきなり凄いものが飛んできた!
知らない場所や人間のリアルを想像すること。
自分の頭と心で考えること。
この映画は全世界に必要な一本だ。
—— 森直人(映画評論家)
一風変わったこの町は、わたしたちの町かもしれない——。“いま”の暮らしと隣り合わせの物語
善も悪も、すべてが美しかった。
言葉と景色に魅了された。
この戦争は俺らの心のなかにある。
この映画を観てよかった。
—— 町田康(小説家)
テッテ的な反戦映画誕生。
おかしな世界をツッコミモードで観ている内にジワジワと現実世界の今とシンクロしていることに気づきゾッとする。そんな稀有で効果的な反戦映画。
—— 倉本美津留(お笑い作家)
静かに過激によく作り込んでるなと感心しました。
日本にはまだまだ面白い顔の俳優さんがいっぱいいるということも気づかされました。
ぼんやりしている今の自分にチクチク刺さる映画でした。
—— 山下敦弘(映画監督)
僕は子供の頃から映画が大好きだった
撮影現場で働く人たちを想像したり
編集作業を考えると映画はもっと楽しくなった
この作品の現場は盛り上がったに違いない
出来上がった作品には スタッフの笑顔が隠れている
見終わると 毎日の自分の暮らしがふと不安になる
そして 歩き方もおかしくなる
—— 久米宏
人々が目的も知らずにルールを守る世界において、社会を風刺するなら戦争を舞台にするのが最適だ。
ポーカーフェイスで放たれるユーモアが、ドキュメンタリーよりも真実味を感じさせる。
—— ジュリアン・ロス
(ロッテルダム国際映画祭プログラマー)
町に住む人びとの表情、会話のテンポ…独特すぎるがゆえに、クセになる!
融通がきかない不器用な人々への慈愛の情が芽生え、繰り返される会話や音楽が次第に病みつきに……。
この世界観が不思議と心地よいのは
日本人に多いまじめなA型だからでしょうか。
—— 辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
世界観に戸惑いながらいつしか癖になっている。
現代日本に生きている私たちにとって、
押されると痛いツボが映画の隅々にひそんでいる。
—— 井上荒野(小説家)
津平町の日常がイラストに!『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』の世界を描き下ろし!
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この夢のような町で 働いて
ご飯を食べて眠る毎日をくりかえしたい
(でも戦争は嫌)
—— 吉田戦車(漫画家)
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一見奇妙で、趣味的な映像に見えるかもしれない。
だが次第にこれは多くの日本人にとって
「よく見た風景」であることに気付くでしょう。
—— ドリヤス工場(漫画家)
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ユーモアのわからない人間が戦争を始めるという言葉がある。
ユーモアなき世界をユーモアたっぷりに描いたこの作品は、
つまり今こそ必要だ。
—— 信濃八太郎(イラストレーター)
夢のようでいて、リアリスティック。世界が認める新たな才能、全開!
ロッテルダム、バンクーバーなど多くの国際映画祭で受賞を重ねてきた池田暁監督。初の劇場公開である本作でも、アキ・カウリスマキ、ロイ・アンダーソンを彷彿とさせるオフビートな笑いや、テリー・ギリアムを思わせる独自の世界観が混ざり合う、異色の才能は全開!斬新なアイデアとオリジナリティーで、いつの時代でもない架空の町の小さな社会が、わたしたちの日常と地続きにあることをユーモアたっぷりに映し出す。
主人公・露木には、これが映画初主演となる前原滉。池田監督の演出ならではの、感情の読めない表情や口調から浮かび上がる、からくり人形のようなキャラクターを見事に演じ切った。さらに、石橋蓮司や竹中直人のほか、橋本マナミ、矢部太郎、片桐はいり、嶋田久作、きたろう等、豪華キャストが集結。唯一無二の作品世界に彩りを加える。第21回東京フィルメックスで日本人監督作品としては初の審査員特別賞を受賞した話題作が、いよいよスクリーンにて公開!
3/26(金)より、テアトル新宿ほか全国順次ロードショー!
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【作品情報】
前原滉/今野浩喜 中島広稀 清水尚弥
橋本マナミ 矢部太郎 片桐はいり 嶋田久作 きたろう/竹中直人 石橋蓮司
監督・脚本・編集・絵:池田暁
企画・製作:映像産業振興機構(VIPO)/制作協力:東映東京撮影所
配給:ビターズ・エンド
2020 年/日本/カラー/105 分/ビスタ ©2020「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」フィルムプロジェクト
HP:bitters.co.jp/kimabon