Dec 22, 2022 news

町山智浩「“生きるべきか死ぬべきか”なんて悩まない!」絶賛コメントが飛び交う 映画『ノースマン 導かれし復讐者』

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『ライトハウス』『ウィッチ』のロバート・エガース監督が手がけた初のアクション大作、映画『ノースマン 導かれし復讐者』。この度、エガース監督が作り出す圧倒的映像美と、興奮度MAXのリベンジアクションに魅せられたコメントを掛け合わせたレビュー予告映像が公開された。

主人公アムレートの迫力のある顔面力に眼を奪われながら幕を開け、小島秀夫「溜息の出る世界観!」、宇野維正「常識破りのアクション・エンターテインメント」、丸屋九兵衛「復讐譚ワンダーランド!」、ヒグチユウコ「骨太で重厚。」、都市ボーイズ「血肉沸き踊るヴァイキング!」と、ヴァイキングが奏でる太鼓の音に乗せ、絶賛コメントが飛び交う。

暗闇で何者かに剣を振るうアムレートのバトルシーン、白装束の母・グートルン王妃(ニコール・キッドマン)は謎の儀式へ参加し、暗闇に浮かび上がる怪しげな道化ヘイミル(ウィレム・デフォー)の顔にはミイラ化した死体の顔が重なる。噴火する火山、そしてアイスランドの広大な大地を移動する遠景も切り取られ、壮大な物語を感じさせ、本作への期待が高まる。

また、レビュー予告映像で紹介したコメントの他にも、町山智浩、樋口泰人、春日太一、本山知輝(日本ヴァイキング協会)からも絶賛が集まる。復讐に燃える主人公アムレートの熱さに引けを取らないほどの熱い想いが込められた。

【コメント】

■町山智浩(映画評論家)
これが『ハムレット』の原典!でも「生きるべきか死ぬべきか」なんて悩まない!バイキングだから、「ヴァルハラで会おう!」と雄叫び上げて戦いまくるぞ!

■樋口泰人(映画評論家/boid主宰)
圧倒的な音量と音圧に襲われる男たちの映画。だがその血まみれの世界のさらにその先にあるはずの、自分たちの世界を見つめる女性たちの視線に撃たれる。未来は彼女たちとともにあるのだ。夢ではない。いや夢だからこそ現実なのだと彼女たちの姿が語る。その厳しさと痛みとそれ故の希望に心震えるばかりだ。

■春日太一(時代劇研究家)
崇高さすら感じさせてくれる、徹底した野蛮さに感服しました。ひ弱な理想論など全く通用しない、弱肉強食の世界。演技も演出もカロリー満点、たっぷりこってりなバイオレンスがたまりません。特にラストの決闘シーンは必見。強烈な終局でした。早くも今年のベストワン候補に出会えました!

■本山知輝(日本ヴァイキング協会)
衣服、織物、農場の様子など、各所に細かく盛り込まれたヴァイキング文化がリアルで、まるで当時の世界に迷い込んだよう。現実の中に神話と伝説が混ざり込む。いろいろなアクションと儀式の中でも、熊の毛皮を着た戦士ベルセルカーがたまりません。あまりにも野生的な描写に大興奮でした。

作品情報
映画『ノースマン 導かれし復讐者』

若き王子アムレートは、父であり国王オーヴァンディルを叔父フィヨルニルに殺害され、母であるグートルン王妃も誘拐された。アムレートは、父の復讐と母の救出を誓い、たった一人ボートで島を脱出する。数年後、怒りに燃えるアムレートは、東ヨーロッパ各地で略奪を繰り返す獰猛なヴァイキング戦士の一員となっていた。ある日、預言者と出会い己の運命と使命を思い出す。奴隷に変装したアムレートは、親しくなった白樺の森のオルガたちと共にフィヨルニルが経営している農場があるアイスランドを目指す。

監督:ロバート・エガース

出演:アレクサンダー・スカルスガルド、ニコール・キッドマン、クレス・バング、アニャ・テイラー=ジョイ、イーサン・ホーク、ビョーク、ウィレム・デフォー

配給:パルコ ユニバーサル映画

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2023年1月20日(金) TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国公開

公式サイト northman-movie.jp