2021年に韓国で公開され、初日動員数12万6千人を記録し、その年公開された韓国映画で第2位となった注目のヒット作、映画『奈落のマイホーム』。
監督を務めるのは、『ザ・タワー 超高層ビル大火災』、『第7鉱区』を手掛けた韓国ディザスターの名手、キム・ジフン。『テロ、ライブ』、『バトル・オーシャン/海上決戦』などを手掛けたVFXチームを従え、圧倒的破壊力ある映像を観客につきつける。絶体絶命の危機から脱出しようと必死にもがく普通の人々を演じるのは『毒戦 BELIEVER』の怪演も記憶に新しいチャ・スンウォンや、数多くの映画、ドラマで活躍するキム・ソンギュンら実力派俳優陣。
なんでもない日常に突如起こった災害に突如巻き込まれてしまうという、あり得なさそうで、あり得るかもしれない決死のサバイバルを描いた本作。物語の肝となるのは、性格もバラバラで地上ではぜったいに相容れないであろう登場人物たちが力をあわせて脱出に挑む様子。
この度、危機に陥ったときに発揮される性格のギャップも魅力的に描かれ、応援せずにはいられない愛すべき4人のメインキャラクターたちを紹介する特別映像が公開された。
個性溢れるキャラクターの1人目は、3つの職を掛け持ちするクセ強迷惑隣人のマンス(チャ・スンウォン)。ジムトレーナー、カメラマン、代行運転3つの職業を掛け持ちし、さまざまな場面で隣人のドンウォンの前に姿を現し驚かせる。地上では変人だが、地下ではなんでも器用にこなす彼の長所が発揮され、やがて住民たちのリーダーとなってゆく。2人目は、11年越しのマイホームが沈んでしまう、しがないサラリーマンのドンウォン(キム・ソンギュン)。1億円のローンを組んで購入した憧れのマイホームが入居2週間で奈落の底に落ち、一文無しに。「俺は悔しくて死ねない」と不幸をバネにして文字通り這い上がろうと決意する。
3人目はサバイバルスキルなしのこじらせ部下、キム代理(イ・グァンス)。上司のドンウォンの新居祝いに訪れたところ不運にもシンクホールに巻き込まれてしまう、とにかく運のない男。何かにつけて文句を言い放ち皆をイライラさせるが、深刻な状況で笑わせてくれる癒し系な一面も持っている。そして最後の人物は、キム代理と同様にドンウォンの下で働く地味系インターンのウンジュ(キム・ヘジュン)。普段は目立たない存在だったが、意外すぎるサバイバルスキルを持っており地下500mでまさかの大覚醒果たすことに。
この4人のほかにも、会った人に必ず「こんにちは」と挨拶をするドンウォンの幼い息子や、隠れて喫煙をする不良少年、認知症を患う老人など、多様なキャラクターたちがパニックの中で織り成す予想外に骨太な人間ドラマに圧倒されること間違いなし。
どたばたのサバイバルを楽しみたい人はもちろん、最後にはホロリと泣かせる感動的な物語を味わいたいという人にもおすすめできる人間讃歌な一作、映画『奈落のマイホーム』は、11月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。
平凡なサラリーマンのドンウォンは、11年の節約生活を経て、ソウルにマンションを購入、家族とともに引っ越してきた。同僚を招き“引っ越しパーティー”を開くが、大雨で巨大陥没穴〈シンクホール〉が発生。マンション全体と住人たちを僅か1分で飲み込んでしまう。ドンウォンは反りの合わない隣人マンス、そして不幸にもこのマンションを訪れていた同僚たちと共に、地下500m下に落下。さらに大雨が降り始め、穴はどんどん水で満たされていく‥‥嗚呼、夢のマイホーム、彼らの運命はいかに。
監督:キム・ジフン
出演:チャ・スンウォン、キム・ソンギュン、イ・グァンス、キム・ヘジュン
配給:ギャガ
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2022年11月11日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
公式サイト gaga.ne.jp/naraku