ホアキン・フェニックス主演、リドリー・スコット監督による映画『ナポレオン』の新たな特別映像が公開された。
本作の監督を務めるのは、『グラディエーター』や『オデッセイ』などを⼿がける巨匠リドリー・スコット。主⼈公ナポレオン役には、ホアキン・フェニックス。ナポレオンの妻ジョゼフィーヌ役は『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』など話題作への出演が続くヴァネッサ・カービーが演じる。
‟いい夫婦の日”である11月22日に公開された特別映像では、本編の映像を交えながら、リドリー・スコット監督、ヴァネッサ・カービーがナポレオンとジョゼフィーヌの関係について語る。
貴族社会の中で居場所がなく依存や失望を繰り返して結果的に婚姻関係を解消しようとも死を迎えるその時まで互いを想う、ナポレオンとジョゼフィーヌ。そして互いを取り巻く権⼒や責任にがんじがらめにりながら、2人は運命としか⾔いようのない奇妙な愛を深めていく。
ジョゼフィーヌは若くして美貌の持ち主として知られながらも⼤変な浪費家で、⽣家も困窮していた。16歳で⼦爵と結婚、⼀男⼀⼥をもうけるが夫婦仲が悪く離婚。フランス⾰命で元夫や友⼈らの助命嘆願を理由に彼⼥⾃⾝も投獄される。
釈放されたのちは、社交界の花となり年下のナポレオンと結婚。熱烈な愛情を受けるがジョゼフィーヌは彼のことを無⾻でつまらない男として⾒ていたため、浮気を繰り返していた。ナポレオンのエジプト遠征中にも浮気。そのことを知ったナポレオンの嘆きの⼿紙がまさかの新聞に掲載され、⼤恥をかいたと激怒したナポレオンにより家を叩き出されそうになる。
この頃からジョゼフィーヌは夫のことを真摯に愛するようになるが、ナポレオンは皇帝としての責務もあり、⼦どもができないことで彼⼥との離婚を選択。ナポレオン⾃⾝はその後、後妻や愛⼈との間に⼦どもをもうけるが、マルメゾン城で暮らしていたジョゼフィーヌとの交流は続いた。
ジョゼフィーヌという⼥性について、カービーは特別映像の中で「ナポレオンが望む皇后になる必要があった」と語り「彼⼥の幼少期は、知性よりも感覚が重視されています。しかしナポレオンと結婚すると、彼⼥は⽣き残るために適応し、完全に⾃分を変えなければならなくなります。彼が望む形での、より良い妻になるために。彼⼥はとても強く、強烈なエネルギーを持っていたにも関わらず、彼⼥が⽣きたのは声を上げることを許されない時代だった」と分析。
映像の最後でカービーは、そんな2人の関係について「クレイジーな関係ね。2⼈にしかわからない」と締めくくっている。
映画『ナポレオン』は2023年12月1日(金)より全国の映画館で公開。
1789年。自由、平等を求めた市民によって始まったフランス革命。マリー・アントワネットは斬首刑に処され、国内の混乱が続く中、天才的な軍事戦略で諸外国から国を守り皇帝にまで上り詰めた英雄ナポレオン。最愛の妻ジョゼフィーヌとの奇妙な愛憎関係の中で、フランスの最高権力を手に何十万人の命を奪う幾多の戦争を次々と仕掛けていく。冷酷非道かつ怪物的カリスマ性をもって、ヨーロッパ大陸を勢力下に収めていくが‥‥。
監督:リドリー・スコット
出演:ホアキン・フェニックス、ヴァネッサ・カービー、タハール・ラヒム、ルパート・エヴェレット
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2023年12月1日(金) 全国公開
公式サイト napoleon-movie