ホアキン・フェニックス主演、リドリー・スコット監督による映画『ナポレオン』。この度、ナポレオンを演じたホアキン・フェニックスについて、共演のヴァネッサ・カービーやリドリー・スコット監督が語る特別映像が公開された。
ホアキン・フェニックスといえば、たしかな演技力ながら個性派俳優という印象も強いが、そんなホアキンについて、ナポレオンの妻・ジョゼフィーヌを演じるヴァネッサ・カービーは「ホアキンは本当にすごかった。」と語る。
ホアキン・フェニックス演じるナポレオンは「私は他の男とは違う」と、天才的な戦略で大群を率いてヨーロッパを侵攻するも、妻・ジョゼフィーヌに振り回される。カービーは「ナポレオンという予測不能な人物の特異な精神性を見事に表現した。ナポレオンの中にある真っ黒な部分をホアキンは完全に理解していた」と話した。
現場でのホアキンの立ち振る舞いについて、プロデューサーのケヴィン・ウォルシュも「彼のような人はいません。彼はカメラの前に立つ度に自分を消します。何よりも、とても働き者です。自分の仕事を深く掘り下げ、映画全体の構成をより良くするために疑問を投げかけます。さらに、素晴らしいユーモアのセンスもあります。映画にとって、かけがえのない財産です」と絶賛。
そして、本作でホアキンと『グラディエーター』以来のタッグを組んだリドリー・スコット監督は「ホアキンを選んだ理由は彼の情熱だ」と明かす。再度ホアキンと仕事をしようと考えたきっかけは、フェニックスがアカデミー賞に輝いた『ジョーカー』を見た時だったという。
「彼が『グラディエーター』にどのように取り組んだか、彼の姿を見て鮮やかによみがえってきました。彼は正直でいてくれるし、私も彼に対して誠実さを大切にする。互いにとって良い存在ですね」と語ると同時に「彼こそがナポレオンだ、と思いました。身体的にも彼は役にピッタリです。彼の顔の特徴のいくつかは驚くほどナポレオンに似ている」と熱く述べ、「ホアキンは撮影中に進化していく。ナポレオンになっていくんだ。最高の俳優だ」と賛辞を送った。
映画『ナポレオン』は2023年12月1日(金)より全国の映画館で公開。
1789年。自由、平等を求めた市民によって始まったフランス革命。マリー・アントワネットは斬首刑に処され、国内の混乱が続く中、天才的な軍事戦略で諸外国から国を守り皇帝にまで上り詰めた英雄ナポレオン。最愛の妻ジョゼフィーヌとの奇妙な愛憎関係の中で、フランスの最高権力を手に何十万人の命を奪う幾多の戦争を次々と仕掛けていく。冷酷非道かつ怪物的カリスマ性をもって、ヨーロッパ大陸を勢力下に収めていくが‥‥。
監督:リドリー・スコット
出演:ホアキン・フェニックス、ヴァネッサ・カービー、タハール・ラヒム、ルパート・エヴェレット
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2023年12月1日(金) 全国公開
公式サイト napoleon-movie