山中瑶子監督が主演に河合優実を迎えて贈る、映画『ナミビアの砂漠』が、第77回カンヌ国際映画祭・監督週間に正式出品されることが発表された。
第39回ぴあフィルムフェスティバルで取り上げられ、PFFアワードで観客賞を受賞、その後に第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部⾨に史上最年少で招待され、⾹港国際映画祭やカナダのファンタジア映画祭など、各国の映画祭で評判となり話題をさらった傑作映画『あみこ』で初監督を務めた山中監督は、撮影当時僅か19歳という若さと異例の経歴で、その名を世に知らしめた。
あれから7年、本作『ナミビアの砂漠』は山中監督の本格的な長編第1作となる。主役に抜擢されたのは、2021年に公開された『由宇子の天秤』『サマーフィルムにのって』で数々の映画賞の新人賞を総なめにし、最近ではテレビドラマ「不適切にもほどがある!」でお茶の間でも話題沸騰の河合優実。
公開当時学生だった彼女は『あみこ』を観て衝撃を受け、女優になりたいと思い、山中監督に「いつか出演したいです」と直接伝えに行った。そして、ついに本作でその思いが叶えられる。河合は、無為に生活を送る現代に生きる主人公カナが持つ爆発寸前のエネルギーを、みずみずしくそして魅力的に演じる。
【コメント】
▼山中瑶子監督
あのときのわたしたちでしか作れなかった、この苦しくて自由で愛おしい映画の旅が、ラディカルな監督週間からスタートすることをうれしく思います。お目が高い!!スタッフ、キャスト全員が天才的でした!関わり、見守ってくださった皆さまに大きな感謝と敬意でいっぱいです。そして主演、河合優実さんの圧倒的な身体の煌めきよ!毎カットご褒美のように撮っていました。ひと足早く見ていただけるカンヌの観客の皆さんの反応が楽しみです。
▼河合優実
心の底から嬉しいです。映画に実りをもたらし続けてきたカンヌの景色を、この作品と共に見られることに、胸の内がキラキラ燃えています。山中瑶子監督を信じて良かったです。信じて作れば絶対に豊かなものができるし、伝わるはずだ、と思い続けていました。同じように、監督や、映画のことを信じていた人が沢山いました。一緒に映画を作った皆さんの顔が早く見たい思いでいます。この巡り合わせに感謝しています。世界に届くことがとにかく楽しみです。
映画『ナミビアの砂漠』は、2024年公開。
映画『あみこ』で、撮影当時僅か19歳という若さと初監督作品という異例の経歴で、世界中にインパクトをもたらした山中瑶子監督のの本格的な長編第1作目。
監督・脚本:山中瑶子
主演:河合優実
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2024『ナミビアの砂漠』製作委員会
2024年 公開