Jun 11, 2025 news

杉咲花主演×松居大悟監督 映画『ミーツ・ザ・ワールド』新キャストに南琴奈、板垣李光人、蒼井優、渋川清彦

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芥川賞作家・金原ひとみが歌舞伎町を舞台に描いた同名小説を、松居大悟監督が主演に杉咲花を迎えて映画化する、映画『ミーツ・ザ・ワールド』。この度、本作の新キャストが発表され、特報映像と第2弾ティザービジュアルが公開された。

本作は、歌舞伎町を舞台に、擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」をこよなく愛するも自分のことは好きになれない27歳の主人公の新たな世界との出会いを描く。「蛇にピアス」で鮮烈なデビューを飾り、同作が映画化もされた金原ひとみの小説を映画化。監督を務めるのは、松居大悟。撮影は本作の舞台である歌舞伎町で敢行された。

主人公の由嘉里を演じるのは、杉咲花。そしてこの度、杉咲花演じる主人公・由嘉里が歌舞伎町で出会う住人たちを演じるキャスト陣が発表された。希死念慮を抱えた美しいキャバ嬢・ライを演じるのは、モデル・女優として注目を集める南琴奈。既婚者で不特定多数から愛されたいホスト・アサヒを演じるのは、板垣李光人。人が死ぬ話ばかりを書いている毒舌な作家・ユキを演じるのは、蒼井優。歌舞伎町に寄り添うBAR『寂寥』店主・オシン役を、渋川清彦が演じる。

【コメント】

▼南琴奈
誰かと完全に分かり合うことは難しくて、でもそれで終わりにはしたくなくて。曖昧なまま残される感情や、交わらない想いの中に確かに存在する温かさのようなものを感じました。分かり合えないまま共存することで生まれる新しい価値観に気づかせてくれて、いつまでも心に留めておきたい言葉たちに沢山出会わせてもらえた作品でした。この作品に携わることができて光栄です。多くの方に届くことを願っています。

▼板垣李光人
他人が持っているものはとても輝かしく見えるし、生きていると誰かになりたい瞬間があると思います。でも実際に誰かに取って代わることはできないし、自分を許容して生きていくしかない。そんな生き方にそっと肩を寄せてくれる映画になっています。今回僕が演じさせていただいた、アサヒという人間もそんな1人なのではないかと、寄り添いながら時間を過ごしました。本当に素敵な方々がこの映画をつくられているので、スクリーンにはフィクションかノンフィクションか曖昧になるような、そんな”今”が広がっています。そんな中に自分も加われていることに胸がいっぱいです。この映画が現代社会を生き抜く、誰かの処方箋になれば嬉しく思います。

▼蒼井優
太陽に照らされた、躍動するような青春とは違う。朝になれば、何事もなかったように置き去りにしてきた、そんな日々を思い出しました。バカなことばかりで情けないと感じていたあの頃を久しぶりに振り返ってみると、あの過ごし方を選び、あの時間を楽しみきった自分がたしかに存在していたことに、嬉しさが込み上げて来ました。人知れず抱きしめたくなるような、私にとっては青春映画です。この作品が、ご覧になる皆さまにとって、どのような映画として映るのか、楽しみです。

渋川清彦
転びながらつまずきながら、半歩でも前に進む由嘉里に心を動かされます。芝居に正解はないと思うが、現場で杉咲さんの由嘉里と向き合い心が動きました。松居大悟監督は今に寄り添い今を写し、背中をかるく押してくれる。そういえば蒼井さんと松居監督は長いつき合いらしく、朝方に蒼井さんから聞いた監督の昔話は眠気をとばしてくれるくらい面白かった気がする。

映画『ミーツ・ザ・ワールド』は、2025年10月24日(金)より全国公開。

作品情報
映画『ミーツ・ザ・ワールド』

擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」に全力で愛を注ぎながらも、自分のことは好きになれない由嘉里。27歳になって結婚・出産‥‥と違う世界に次々と離脱するオタク仲間をみて、このまま仕事と趣味だけで生きていくことへの不安と焦りを感じ、婚活を始めることに。しかし参加した合コンで惨敗。歌舞伎町の道端で酔いつぶれていたところ、美しいキャバ嬢・ライに助けられる。その出会いは、由嘉里を新たな世界に導いていく。

監督:松居大悟 

原作:金原ひとみ「ミーツ・ザ・ワールド」(集英社文庫 刊)

主演:杉咲花、南琴奈、板垣李光人、渋川清彦、蒼井優

配給:クロックワークス

©金原ひとみ/集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会

2025年10月24日(金) 全国公開

公式サイト mtwmovie