Sep 12, 2023 news

“次世代のタランティーノ”が放つ、ポップでダークなおとぎ話 映画『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』

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「次世代のタランティーノ」との呼び声が高いアナ・リリ・アミリプール監督の最新作、映画『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』の日本公開が決定、あわせて日本版予告映像とポスタービジュアル、そして監督からのコメントが公開された。

長編監督デビュー作『ザ・ヴァンパイア ~残酷な牙を持つ少女~』がサンダンス映画祭をはじめ世界各地の映画祭で絶賛され、続く2作目の『マッドタウン』はヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞するなど、世界中から高い評価を得ている映画作家、アナ・リリ・アミリプール。そんなアミリプール監督が自らオリジナル脚本を手掛け、第78回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され本作がいよいよ日本でも公開される。

謎の少女〈モナ・リザ〉を演じるのは、『バーニング 劇場版』でデビューして以来、Netflix制作のホラー映画『ザ・コール』やオリジナルドラマ「ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え」でメインキャストを演じ、10月にはオリジナル映画『バレリーナ』の配信を控えるなど注目を集め、本作でハリウッドデビューを果たした韓国人俳優チョン・ジョンソ。

〈モナ・リザ〉をある計画に引き込むシングルマザーのダンサー役に『あの頃ペニー・レインと』『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』のケイト・ハドソン。

2人を追いかける巡査ハロルドには、人気コメディシリーズ「ジ・オフィス」のクレイグ・ロビンソン。モナ・リザに恋する自称DJのファズには、『デッドプール』やザック・スナイダー監督のNetflix映画『REBEL MOON:パート1 炎の子/パート2 傷跡を刻む者』のエド・スクライン。

撮影には、『ミッドサマー』、『ヘレディタリー/継承』などアリ・アスター監督作でお馴染みの名カメラマン、パヴェウ・ポゴジェルスキが参加し、不穏な月が微笑むネオンカラーの街を舞台にポップでダークなおとぎ話を作り上げた。

この度公開された予告映像は「全警官へ、一人の少女が精神病院から逃走」という緊急警報が鳴り響く中、隔離室から少女が逃げ出すシーンから始まる。少女の名は、モナ・リザ・リー、通称〈モナ・リザ〉。スーパーパワーで人を操る姿が映し出されたかと思いきや、まるで子供のようにピュアな表情や無邪気に振舞うモナ・リザの様子も窺える。彼女はいったい何者なのか。

イラン系アメリカ人のアミリプール監督は、本作のアイディアが生まれた経緯について「アメリカで育った私は、よそ者であることを常に自覚していた。本当の居場所はどこかといつも考え、そんな時に力を与えてくれたのは、ファンタジー映画に登場するヒーローだった」と、コメント。続けて「彼らを見ると自分の存在を理解してくれていると感じ、自由を求める気持ちがさらに強くなる。そんなヒーローを描きたいと思い、モナ・リザというパワフルで超自然的な能力を持つキャラクターが生まれた」と、自らの幼少期の経験が大きく影響していることを明かした。

映画『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』は2023年11月17日(金)より公開。

作品情報
映画『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』

世界的に高い評価を得ている新進気鋭の監督アナ・リリ・アミリプールが描く、ビジュアル・音楽・カルチャー、すべてが独特の世界観にあふれた新感覚ムービー。

監督・脚本:アナ・リリ・アミリプール

出演:ケイト・ハドソン、チョン・ジョンソ、クレイグ・ロビンソン、エド・スクライン、エヴァン・ウィッテン

配給:キノフィルムズ

© Institution of Production, LLC

2023年11月17日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて公開

公式サイト monalisa-movie