Apr 04, 2023 news

石原さとみがこれまでのイメージを一新させる新境地に挑む 吉田恵輔監督と初タッグ 映画『ミッシング』

A A
SHARE

石原さとみが、映画『ミッシング』で、2022年の出産後、初となる映画撮影に1年9ヶ月ぶりに臨む。監督・脚本は、『ヒメアノ〜ル』(2016)、『愛しのアイリーン』(2018)、『空白』(2021)の吉田恵輔監督。石原自身が「吉田監督と一緒に仕事をしたい」と直談判し、6年の歳月を経て実現したという。

本作で石原が演じるのは、我が子が失踪し、メディアや情報に振り回される現代に極限まで翻弄されていく母親役。「母となった今だからこそできる」「大きな覚悟を持って最後まで沙織里を生きて行きます」と決意を表明し、これまでのイメージを一新させる新境地に挑む。

「執筆中に何度も手を止めた」「自身のキャリア史上、最も覚悟をもって挑んだ」という吉田恵輔監督は石原の起用について、「脚本を書いた時、いちばん思い浮かばない人をキャスティングしてみたかった」と語る。

企画は、日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品『新聞記者』(2019)ほか、『MOTHER』(2020)、『ヤクザと家族 The Family』(2021)など、常に社会問題を鋭い視線で描き出してきた故・河村光庸プロデューサーが率いたスターサンズ。『愛しのアイリーン』(2018)、『空白』(2021)に続き、吉田恵輔監督と3度目のタッグを組む。

石原さとみ(主演)コメント
6年前、吉田監督に、どんな役でもいいから一緒に仕事がしたい、と直談判しに行きました。
そこから数年後、この作品の連絡を頂き、嬉しさのあまり叫びました。
妊娠出産を経て、ついに憧れの吉田組で1年9か月ぶりのお芝居を今しています。
我が子という自分の命よりも大切な存在を知った今、この役柄は本当に辛く苦しく精神が削られます。
ですが、今の私だからこそ、できる役です。
大きな覚悟を持って最後まで沙織里を生きていきます。

吉田恵輔(脚本・監督)コメント
本作は自分のキャリアの中で最も覚悟のいる作品になります。
執筆中から何度も手を止めてしまうほど、辛く苦しい現実を描きました。
主演の石原さんを筆頭にキャスト達はメンタルが削られる芝居の連続だと思います。
しかし、どんな状況でも前に進む強さ、他者への想像力や共感。
人間の愚かしくも美しい瞬間を撮影できたら幸いです。
どうか我々の覚悟が皆様に届きますように。

映画『ミッシング』は2024年 全国公開。

作品情報
映画『ミッシング』

とある街で起きた少女の行方不明事件。あらゆる手を尽くして娘を探すも、有力な情報も手掛かりも無いまま既に3ヶ月が経っていた。娘が行方不明になった時、母・沙織里は好きなアイドルのライブに足を運んでいた。その事実と茶髪メッシュの風貌ゆえに、ネット上では「ライブ狂いで育児放棄の母」という誹謗中傷の投稿がなされ、苛立ちを募らせていく。さらに日が経つにつれ、徐々に冷静になっていく夫との温度差を感じ始め、夫婦喧嘩が絶えなくなっていく。事件発生当初こそメディアも大きく取り上げ注目を集めていたが、時間が過ぎるほど世間も興味を失っていき、マスコミの関心も薄れていく。そんな中、地元のテレビ局だけは奔走する沙織里の取材を続けていたのだが‥‥。

監督・脚本:吉田恵輔

主演:石原さとみ

配給:ワーナー・ブラザース映画

©︎2024「missing」Film Partners

2024年 全国公開

公式サイト missing-movie.jp