Jun 20, 2025 news

藤井道人監督×キャメラマン・木村大作が初タッグ 映画『港のひかり』黒島結菜、斎藤工、ピエール瀧ら新キャスト発表

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【コメント】

▼⿊島結菜
映画”パレード”ぶりの藤井組でした。藤井監督の現場は、作品に関わっている全員で映画を作り上げるという思いがとても強く、映画が完成した時にみんなで味わった達成感は忘れられません。その⼀員になれたこととても嬉しく思います。私が演じた浅川あやは、しっかりと⾃分の⾜で⽴って⽣きる途中にいる⼈物です。幸太と⽀え合いながらも⾃⽴した役どころになるよう演じました。舘さんとは何度か共演していたこともあり、現場で再会を喜び合いました。またこの映画の企画から撮影にかける思いをお聞きし、映画作りの⾯⽩さを改めて感じました。そして、今回は⽊村⼤作さんが 35mm フィルムで撮影してくださいました。興奮しました。現場にはチェック⽤のモニターもなく、藤井監督が現場にいて、⼼地よい緊張感の中でのお芝居は、とても贅沢で幸せな時間でした。また、北陸の美しい景⾊をフィルムに残せたこと、⼤きな財産になったと思います。⼀⽇でも早い復興を、⼼より願っています。

▼斎藤⼯
⼀つの娯楽を超え、時代に必要とされ、必然的に⽣まれる映画があるとしたらば『港のひかり』は正に”それ”だと思います。河村光庸さん、藤井道⼈監督、舘ひろしさん、⽊村⼤作さん、⽇本映画の要であり、同時に邦画の未来を照らすひかりの様な⽅々のプロジェクトに参加させて頂けた事は、ご褒美の様でもあり、未熟者の⾃分には恐ろしさもありました。憧れの更に向こう側にあった⽊村⼤作さんのフレームの中で、⼤先輩⽅に囲まれながら、⼋代⿓太郎と⾔う、愛し難き卑劣な⼈間を演じる⼈間として、唯⼀肯定し、愛でると⾔う、役者業の奇天烈さと旨みを同時に味わせて頂きました。剃り落とした眉⽑も含め、斎藤⼯が本作に少しでも役⽴っている事を祈るばかりです。2023 年の年末、撮影期間中、毎⽇眺めていた⽴⼭連峰の荘厳な⼭々の景⾊が今尚⽬に焼き付いています。北陸地⽅の復興に対して、⾃分が出来る事、映画が出来る事に、微⼒ながら向き合って⾏く所存です。『港のひかり』が北陸地⽅の⽅々のひかりになる事を⼼から願っております。

▼ピエール瀧
今回初めて藤井組に参加させていただきました。能登の清々しい海岸線、路⾯電⾞⾏き交う穏やかな富⼭での撮影はこころに深く刻まれる、思い出深い⾵景となりました。撮影の⽊村⼤作さんのパワフルな佇まいに⾝が引き締まり、舘さんと桔平さんというふたりの素晴らしい“アニキ”とお芝居をさせていただいたことは、とても光栄で幸福な時間でした。この映画のフィルムに刻まれた数々の⾵景が、鑑賞されたみなさんの⼼にいつまでも響き続けることを切に願います。

▼⼀ノ瀬ワタル
「港のひかり」は、2022 年に亡くなられた河村光庸プロデューサーが⽣前に企画した最後の作品となってしまいました。⾃分にとって河村光庸プロデューサーは下積み時代からとても応援してくださった恩⼈の⼀⼈です。その恩⼈の最後の企画に出演できた事をとても嬉しく思っています。この映画が河村さんに届く事、そして多くの皆様に劇場で観てもらえる事を願っております。

▼MEGUMI
この度、港のひかりで⼤森美和⼦役を演じさせて頂きました。美和⼦は⼈⽣の⻭⾞が少しづつ狂ってしまい、何処からやり直せばよいのかさえも⾒失ってしまった⼥性です。⼀件強烈なキャラクターにも⾒えますが、誰もが持つ弱さを体現している⼈です。そんな美和⼦に共感しながら演じさせて頂きました。今作は震災前の能登を舞台に、地元の⽅々に沢⼭の協⼒を頂きながら、藤井道⼈さんと⽊村⼤作さんのタッグで撮影されました。能登の美しい景⾊の中で⾃分の為ではなく、他⼈の為に⽣きるというテーマで描かれています。是⾮劇場でご覧下さい

▼市村正親
本作で演じた⽥辺智之はマル暴の刑事。初めての役だったので不安はありましたが、良い役なので楽しんで演じました。舘さんと芝居できたことが嬉しかったです。舘さんは全てが格好いいので眩しかったですね。眞栄⽥くんは役の真っ直ぐさも相まって、さらに眩しかったです。藤井監督は”繊細”という⾔葉がぴったりで、あのつぶらな瞳に燃える情熱を感じました。次の仕事も楽しみです…というか使ってください(笑) ⽊村⼤作さんとの現場は緊張感に溢れ、⾝の引き締まる思いで参加していました。勉強になりました。能登の素晴らしい景⾊と、そこに⽣きる⼈々の⽣き様をぜひ⼤スクリーンでご覧ください。⼀⽇でも早い復興を、願っています。

▼宇崎⻯童
演じなくて良いのだ、⾃然に台詞を⾔えば良いのだと⾔う事を此の作品に教えて貰いました。藤井監督の「河村は達観しているんです」の⼀⾔が⼼に響きました。⼤作さんは「あの頃」と全く変わらぬ物腰でワンカット撮り終える毎に話しかけて下さり⼼和ませて下さいました。舘さんは物静かなリアクションで全てを語って仕舞う⾃然体で私を⽀えて下さいました。皆さんに感謝です。有難う御座います。

▼笹野⾼史
藤井監督は常に短い単語や名詞での演出でした。じつはそれがとても分かりやすくて有り難かったです。はじめてのお仕事でしたが楽しゅうございました。⽊村⼤作さんによる「フイルム」での現場は、とても⼼地よい活気がありました。その貴重な経験をひとつも漏らすまいという、皆んなのひたすらな姿がとても印象的でした。とても居⼼地がよかった。私の役は、世話好きな宿屋のおやじさん。能登の⾵景とカモメの鳴き声が⼼の奥に染み込みます。能登の復興を⼼より祈ります。

▼椎名桔平
以前から藤井監督作品を観ていて、⼈の⼼の機微に触れる演出を感じていました。そして是⾮、藤井組で演じてみたいと思ってました。冬の富⼭の現場に⼊ると、フィルムのカメラを据えた⽊村⼤作さんがいて、その横には藤井監督が穏やかな眼差しで全体を⾒つめていました。現場の中⼼には舘さんが重厚かつ凛々しく⽴っていて、瞬時にこの映画の世界観に導かれました。⽯崎という屈折した⼈物を演じましたが、楽しく観て頂けたら幸いです。

映画『港のひかり』は、2025年11⽉14⽇(⾦)より全国公開。

作品情報
映画『港のひかり』

過去を捨てた元ヤクザと⽬の⾒えない少年との⼗数年を描く、年の差を超えた友情と再会のものがたり。

監督・脚本:藤井道⼈

撮影:⽊村⼤作

出演:舘ひろし、眞栄⽥郷敦、尾上眞秀、⿊島結菜、斎藤⼯、ピエール瀧、⼀ノ瀬ワタル、MEGUMI、⾚堀雅秋、市村正親、宇崎⻯童、笹野⾼史、椎名桔平

配給:東映、スターサンズ

©2025「港のひかり」製作委員会

2025年11⽉14⽇(⾦) 全国公開

公式サイト minato-no-hikari