第90回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『ナチュラルウーマン』のフランシスコ・レジェス主演作、映画『マルティネス』。この度、本作の日本版予告映像が公開された。
日本版予告映像は、目覚まし時計を止め、筋トレし、シャワーを浴びる、マルティネスの規則正しいルーティンから始まる。舞台はメキシコ。孤独で偏屈な60歳の会社員、マルティネスの規律的な日々は、突然の退職勧告と後任のパブロの登場により終わりを迎える。同じ頃、隣人女性のアマリアの孤独死が判明。彼女の遺品をきっかけに、マルティネスは次第に彼女の存在に惹かれていく。予告映像の後半では、亡き隣人への淡い恋心に突き動かされるマルティネスの奇妙でどこか切ない行動の数々が、静謐なユーモアと共に丁寧に映し出されていく。

また、本作で長編デビューを果たし、ユニークでほろ苦い人間ドラマを作り上げたロレーナ・パディージャ監督が、メキシコから来日し、公開にあわせて舞台挨拶を行うことが予定されている。


映画『マルティネス』は、2025年8月22日(金)より全国順次公開。

メキシコで暮らすチリ人のマルティネスは偏屈で人間嫌いな60歳の男性。会計事務所での仕事やプールでの水泳といった日々のルーティンを決して崩さない。しかしそんなマルティネスの規律的な日々は、会社から退職をほのめかされ、後任のパブロがやって来たことで終わりを迎える。時を同じくして、アパートの隣人で同年代の女性、アマリアが部屋で孤独死していたことが判明する。アマリアの私物に自分への贈り物が残されていたことを知り、次第に彼女に興味を抱くようになるマルティネス。遺された日記や手紙、写真を通してアマリアへの思いを募らせていく内に、マルティネスは心の奥底で眠っていた人生への好奇心を取り戻していく。
監督:ロレーナ・パディージャ
出演:フランシスコ・レジェス、ウンベルト・ブスト、マルタ・クラウディア・モレノ 他
配給:カルチュアルライフ
© 2023 Lorena Padilla Bañuelos
2025年8月22日(金) 新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開