一方、「好きなジャンルはドラマ。ダーク・コメディにも愛着がある」というノオミは、作品選びの基準について「大事なのは監督と脚本、そして共演する役者仲間。私が心から挑戦したいと思い、愛せる作品でなければいけない。正直言うとジャンルとかは関係なく、一緒に仕事したいと思う人がいれば、身を投じて一生懸命役をまっとうするだけ!でも可愛らしいロマンスではないわね」と笑顔でコメント。
そんなノオミ・ラパスはコロナ禍においても、仕事の影響は幸運にも少なかったという。「この一年半ほどはノンストップで働いて、中断ということはなかった。ただ移動ができず、撮影セットから息子が待つ自宅に帰れなかった。」という。ただ「メンタル面で言うならとても残酷で異様な時を生きていると感じている」と続け、「今は前よりもありがたみを感じながら生きている‥‥徐々に状況が収束していくことを願っている」と静かに語った。
また来日経験もあるノオミに日本の印象を聞くと開口一番「日本とはすっかり恋に落ちている。もちろんもう一度行きたいし、そう何年も思い続けている」と笑顔で答え、「また日本に行ったのなら地方やいろんな都市を訪ねたい。日本のファッションや日本の音楽、特にKOHHというラッパーの大ファンなの」と意外な理由も。さらに「『ドライブ・マイ・カー』をものすごく見たい!」と答え、「『千と千尋の神隠し』『となりのトトロ』も好き。日本人は独自の洗練されたスタイルがあると思う。欧米側に届く日本文化は作りが精巧で美しい。私たちの文化とはとても違う‥‥まさに別世界。」とノオミならではの感性を感じる一幕もあった。
現在、『Lamb(原題)』のプロモーション中のノオミはロンドンの自宅にやっと戻ってきたそう。今後の活動については、このあと公開される作品『Black Crab(原題)』のプロモーション後、数か月ほど休みを取ってから、あるプロジェクトに取り掛かるというノオミ・ラパス。最後に日本のファンにむけて、笑顔でメッセージを送った。
映画『マヤの秘密』は、2月18日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開。
映画『マヤの秘密』
1950年代、アメリカ郊外の街。ある日、街中で男の指笛を聞いたマヤは、“ある悪夢”が蘇ってくる。ナチスの軍人だったその男から戦時中暴行を受けたマヤは、復讐心から男を誘拐し、夫・ルイスの手を借りて自宅の地下室へと監禁する。殺したい気持ちを抑えながら罪の自白を求めるマヤだが、男は人違いだと否定し続ける。果たして、彼女の悪夢は《妄想》か?《現実》か?最後まで読めない展開は、観客を釘付けにする。
監督・脚本:ユヴァル・アドラー
製作総指揮:ノオミ・ラパス
出演:ノオミ・ラパス、ジョエル・キナマン、クリス・メッシーナ、エイミー・サイメッツ
配給:STAR CHANNEL MOVIES
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2022年2月18日(金) 新宿武蔵野館ほか全国公開
公式サイト maja-secret.com