Sep 21, 2022 news

“いいな、悲しめて” 濃密でほろ苦い愛についての群像劇 映画『窓辺にて』

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『半世界』など次々と斬新な役柄に挑んできた稲垣吾郎を主演に迎え、『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督による完全オリジナル作品、映画『窓辺にて』。

この度、スカートが手掛ける温かな主題歌に乗せた予告映像&本ビジュアルが公開された。

本作は、今泉ワールドの特徴でもある〈等身大の恋愛模様〉に加え、これまで以上に〈好きという感情そのもの〉について深く掘り下げた、美くてちょっぴり可笑しい大人のラブストーリー。

稲垣演じる妻についてある悩みを持つ主人公・フリーライター市川茂巳に加え、市川の妻・紗衣役に儚げな存在感で観客を魅了し続け、『母性』の公開が控える中村ゆり、高校生作家・久保留亜役に『ホリックxxxHOLiC』など多数の話題作に引っ張りだこの玉城ティナ、市川の友人でプロスポーツ選手の有坂正嗣役に今泉監督作の常連で『街の上で』で主演を務めた若葉竜也、有坂の妻・ゆきの役に幅広い役柄でキャラクターを演じ分ける『架空OL日記』の志田未来、そして紗衣と浮気している売れっ子小説家・荒川円役に『裸足で鳴らしてみせろ』の今後が期待される若手俳優の佐々木詩音が抜擢された。

本ビジュアルには、稲垣吾郎扮する主人公・市川が、高校生作家・久保留亜と喫茶店でコップに反射した光に手をかざす姿と、市川の妻で売れっ子作家と浮気している編集者・紗衣の物憂げな表情が切り取られている。そして「たとえ、パーフェクトじゃなくても。」というキャッチコピー。それが夫婦の関係性を指すのか、それとも人生そのものを示しているのか。これまでも、一筋縄ではいかない恋愛や人生のうまくいかなさをどこかユーモアを交えて肯定的に描いてきた今泉の作品をうまく表現。

映画『窓辺にて』は、11月4日(金)より全国公開。

作品情報
映画『窓辺にて』

フリーライターの市川茂巳は、編集者である妻・紗衣が担当している売れっ子小説家と浮気しているのを知っている。しかし、それを妻には言えずにいた。また、浮気を知った時に自分の中に芽生えたある感情についても悩んでいた。ある日、とある文学賞の授賞式で出会った女子高生作家・久保留亜の受賞作「ラ・フランス」の内容に惹かれた市川は、久保にその小説にはモデルがいるのかと尋ねる。いるのであれば会わせてほしい、と‥‥。

監督・脚本:今泉力哉

出演:稲垣吾郎、中村ゆり、玉城ティナ、若葉竜也、志田未来、倉悠貴、穂志もえか、佐々木詩音 / 斉藤陽一郎、松金よね子

配給:東京テアトル

©2022「窓辺にて」製作委員会

2022年11月4日(金) 全国公開

公式サイト madobenite.com