Jun 02, 2023 news

【独占】アナベル×ターミネーター=ミーガン!? 絶叫映画界の新ヒロイン・ミーガン誕生の意外な背景 映画『M3GAN/ミーガン』

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心に傷を負った少女の親友になるようプログラムされたAI人形 「M3GAN」の行き過ぎた愛情と狂気を描くサイコ・スリラー、映画『M3GAN/ミーガン』。この度、ジェイソン・ブラム率いるブラムハウスと約10年ぶりとなる再タッグを組んだ現代スリラーの巨匠ジェームズ・ワンが、絶叫映画界の新ヒロインとも言えるAI搭載人形“ミーガン”の誕生秘話を語った。

交通事故で両親を亡くし、悲しみからふさぎこんでしまった9歳の少女ケイディ。この姪を引き取ることになったものの、仕事ひと筋の独身者にとって育児はハードルが高いと考えたおもちゃメーカーの研究者ジェマは、研究段階のAI搭載の人形M3GAN(ミーガン)を、実験を兼ねてケイディにあたえる。

“彼女”との交流によって笑顔を取り戻していくケイディ。よかれと思うことを次々と実行していくミーガン。しかしM3GANの中に芽生えたケイディへの愛情は、やがて狂気へと変わり、とんでもない惨劇を引き起こす。

この作品のタイトルロールでもある“史上最高のお友達AI人形”ことミーガンは、心を閉ざした少女ケイディのお世話は勿論、メンタルケアまでするなど万能な姿を見せたかと思えば、突如としてクネクネダンスを披露しながら人間を追いかけまわすような怖い一面を披露するなど、強烈なインパクトをのこすキャラクター。

本作で製作を務めるジェームズ・ワンは、そんなミーガン誕生のきっかけについて、数年前に行われた製作総指揮のマイケル・クリアー、ジャドソン・スコットとの打ち合わせの中で“殺人人形が出てくる映画が(世の中に)意外と少ないこと”が話題になり、この話し合いが『M3GAN/ミーガン』の企画の発端であったと振り返る。

「僕はこう言ったんだ、「おかしなことに、僕は殺人人形の映画を作っていると世間で思われているけど、実は僕の人形自体は人を殺してない。僕の人形はただの媒体で、超自然的な存在や邪悪な力が宿っているだけ。例えば『ソウ』では、ジグソウは人形を代理に立てて話をしているだろ」とね」と語るワン。

そんな中彼らはあるアイデアに行き着く。「アナベルとターミネーターを融合させた殺人人形の映画が面白そうだという話になった。超常現象ではなく、テクノロジーが狂気をみせる映画を思いついたんだ」。“人形×AI”という発想から「ミーガン」が導き出され、物語に「テクノロジー依存が深まり続ける現代社会」「テクノロジーが人間による制御をしのぐという潜在的脅威」といった要素も肉付けされていった。

ワンは「現代の世界に深く関わりがある要素だから、科学やAIを作品に取り入れるのはすごく興味深かった。何をするにしても、現代人はテクノロジーに依存している。だからこういったデバイスが人間を攻撃し始めるという設定はものすごく恐ろしい。そういった点をこの映画で描きたかったんだ」と語る。制作陣同士の会話をきっかけに、現代的なトピックを絡め誕生したミーガン。唯一無二な彼女の魅力は、全米を筆頭に全世界を夢中にさせ、映画は大ヒット。早くも続編も決まっているという。この夏、日本でも“ミーガン旋風”が巻き起こるか。

映画『M3GAN/ミーガン』は2023年6月9日(金)全国ロードショー。

作品情報
映画『M3GAN/ミーガン』

交通事故で両親を亡くし、悲しみからふさぎこんでしまった 9 歳の少女ケイディ。おもちゃメーカーの才気あふれる研究者ジェマは、この姪を引き取ることになるが、仕事ひと筋の独身者にとって育児はハードルが高い。そこで彼女は研究段階の AI 搭載の人形 M3GAN(ミーガン)を、実験を兼ねてケイディにあたえる。ケイディは“彼女”との交流によって笑顔を取り戻していった。ケイディが親しめば親しむほど、彼女によかれと思えることを次々と実行していくミーガン。しかし彼女の中に芽生えたケイディへの愛情は、やがて狂気へと変わり、とてつもない惨劇を引き起こす‥‥。

監督:ジェラルド・ジョンストン

出演:アリソン・ウィリアムズ、ヴァイオレット・マッグロウ、ロニー・チェン 他

配給:東宝東和

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2023年6月9日(金)全国ロードショー

公式サイト m3gan.jp