May 23, 2025 news

“リアルな可愛さ”を目指した実写版スティッチの表現方法とは 映画『リロ&スティッチ』

A A
SHARE

『美女と野獣』『アラジン』など多数のアニメーション映画の実写化を成功させてきたディズニーが、空前のブームを巻き起こしたアニメーションを完全実写化した、映画『リロ&スティッチ』。この度、本作の監督やスタッフが、実写版スティッチの表現方法へのこだわりを明かした。

破壊生物として開発された銀河連邦のエイリアンのスティッチ。地球のハワイに不時着し、不思議な縁で両親を事故で亡くした少女リロと姉のナニと一緒に暮らす事になったスティッチは、行く先々で大暴れしてトラブルを巻き起こすが、次第にリロとナニ姉妹との絆が深まり、“オハナ(家族)”の絆の大切さに気づいていく。

モフモフな青い毛、大きな瞳と耳を持つキュートなスティッチが実写化された姿は、すでにファンの間でも、そのレベルアップした可愛らしさで話題を呼んでいる。

監督を務めるディーン・フライシャー・キャンプは、自然界の生き物の魅力的な要素をかけ合わせることで“リアルな可愛さ”を表現したと話す。

さらに、実写版『アラジン』や『ホーンテッドマンション』を手掛け、本作でもプロデューサーを務めるジョナサン・アイリックは「想像できる限り最も記憶に残るキャラクターであるスティッチのリメイクは、単なる再解釈ではなく、愛されるキャラクターの本質を守りつつ、現代の観客向けに再構築する必要があった」とその難しさを語る。

実写化にあたり、まずは特定の動物のパーツを見た時に人がどのような反応を示すかを調べるため、スティッチを構成する要素として、シカの耳、ブルドッグの鼻、コアラの質感、アザラシの真っ黒な目など自然界の動物の可愛いパーツが選ばれた。

そして最新のVFX技術で色調、毛並みのブレンド、目の大きさ、目の形、耳の大きさなど細部にわたる調整を経て、スティッチの性格や雰囲気をふまえた質感が作り上げられていく。さらに、近づいてみると人間らしく見える質感にし、観客がスクリーンで観た時に感情移入しやすくすることで、リアルな世界に違和感なく溶け込む実写版スティッチが誕生。

この表現方法についてアイリックは「自然で目にする“可愛い”要素を全て取り入れ、スティッチに融合させたことで彼は観客にとって身近で自然に魅力的に映るキャラクターになった」と自信を覗かせる。

映画『リロ&スティッチ』は、2025年6月6日(金) 公開。

作品情報
映画『リロ&スティッチ』

親を失い姉と2人で暮らす少女リロは、少し変わった女の子。友達ができず、いつもひとりぼっちの彼女に前に現れたのは、見た目はモフモフで超キュートなのに、ものすごく暴れん坊の不思議な生き物。その正体は、破壊生物として開発されたエイリアン、別名“試作品626号”だった。何も知らずにスティッチと名づけ、彼を家に連れ帰るリロ。その出会いは、思いもよらぬ大事件と、素晴らしい奇跡の幕開けだった‥‥。

監督:ディーン・フライシャー・キャンプ

出演:クリス・サンダース、マイア・ケアロハ

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

©2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved. 

2025年6月6日(金) 公開

公式サイト disney.co.jp/movie/lilo-stitch