May 19, 2023 news

“貝だって人生はままならない” 主人公・マルセルの紆余曲折な人生を想像させる場面写真一挙公開 映画『マルセル 靴をはいた小さな貝』

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第95回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネートのほか、第50回アニー賞3部門受賞、第80回ゴールデングローブ賞アニメ映画賞ノミネートなど名実ともに輝かしい評価を獲得している映画『マルセル 靴をはいた小さな貝』。

本作は、実写とストップモーションを組み合わせ、監督自身が本人役で出演するなど、フィクションでありながらもドキュメンタリーのように見せかけたモキュメンタリー手法で、“たった 2.5 センチの、靴をはいたおしゃべりな貝”マルセルの姿を、コミカルに、エモーショナルに描く。YouTubeで公開した短編は累計再生回数 5,000万回を記録し、長編映画化されると、全米公開時には、製作・配給会社A24が北米配給権を獲得。アカデミー賞をはじめ世界の映画賞レースを熱狂させ、一気にスターダムに駆け上がった。

ちょっとおしゃべりなマルセルは、貝なのに驚いたり、意気込んだり、涙を流したり、まるで人間と同じような感情表現をする。この度公開された場面写真では、離れ離れの家族を見つける為に自ら出演するYouTube動画に出演したマルセルがその反響を確認しようとノートパソコンの画面に目が釘づけになっている様子など“貝”らしからぬ豊かな表情が切り取られている。なお本編では、その後動画がSNS上でバズを起こし、思わぬ形で全米の人気者となってしまう様相が描かれていく。

他にも、共に暮らす祖母のコニーとプランターの上で会話をするシーンや、マルセルが住む家に越してきた映像作家のディーンと共に、武装したマルセルが外界に出て家族を捜索するシーン、器用にスマホを操作して電話をかけるシーンなど、本作のキャッチコピー“貝だって人生は、ままならない――”に通ずる、主人公・マルセルの紆余曲折な人生を想像させる写真の数々に、映画への期待が高まる。

さらに「マルセルに会えば世界が変わって見える」(The Hollywood Reporter)、「本年度最も楽しくて、胸に刺さる!」(Entertainment Weekly)など、全米メディアが本作のストーリーの深みや映画としての強度も大絶賛。

監督・脚本を手掛け、マルセルを発見した映像作家・ディーン役も務めた、ディーン・フライシャー・キャンプは、本作を制作したきっかけについて「(マルセルの声を務めた)ジェニー(・スレイト)が家事をしながらつくり出した声を基に、僕は第1作目の短編映画『Marcel the Shell with Shoes On』を2日足らずで完成させました。ただお互いを笑わせるのが楽しくて、ふたりで脚本を書き、アドリブを加え、僕は企画・監督・アニメ制作・編集を行いました。そして友人が開催したコメディーショーに集まった数十人の観客の前だけで作品を上映するつもりでした。でもその後、知人から足首を骨折して床に伏せっている祖母に観せてあげたいので、インターネットに作品を上げてほしいと頼まれたのです。公開後に大きな反響があり、ジェニーと僕のもとには何百通というファンレターやイラスト、ハロウィンの衣装やタトゥーの写真までもが届きました」と語り、主人公・マルセルと同じ様なバズ体験を経て、長編映画化に至った経緯を明かした。

映画『マルセル 靴をはいた小さな貝』は、2023年6月30日(金)より全国公開。

作品情報
映画『マルセル 靴をはいた小さな貝』

体長2.5センチ。名前はマルセル。おしゃべりで好奇心あふれる貝。
祖母のコニーと一軒家で2人暮らし。ある日家に越してきた映像作家のディーンと出会い、初めて人間の世界を知ることに。離れ離れの家族を見つける為YouTubeに動画をアップしたところ、SNS上で瞬く間にバズり、一躍全米の人気者になるのだが‥‥。

監督:ディーン・フライシャー・キャンプ

出演:ジェニー・スレイト、イザベラ・ロッセリーニ、ディーン・フライシャー・キャンプ、レスリー・スタール

配給:アスミック・エース

©️ 2021 Marcel the Movie LLC. All rights reserved.

2023年6月30日(金) 新宿武蔵野館・渋谷ホワイト シネクイントほか全国公開

公式サイト marcel-movie.asmik