Mar 04, 2026 news

「家族を撮ってほしい」——きっかけは祈るような幼なじみの言葉 ドキュメンタリー映画『ライフテープ』

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『追い風』『夢半ば』などで監督として等身大でリアルな空気を描き、俳優としても自然体で人間味のある存在として物語を彩ってきた安楽涼による初のドキュメンタリー、映画『ライフテープ』。このたび本作の本予告映像が公開された。

本作が捉える家族は、音楽制作やダンスに取り組むアーティストの隆一、その妻・朱香、そして生まれたばかりの息子・珀久。「かわいい~」もちりとした珀久の白い肌に何度も頬をすりよせる朱香。3人と猫のフィガロの暮らしには笑顔が耐えない。が、珀久は約12万人にひとりという「メンケス病」を抱えている。銅の欠乏により様々な健康問題が生じる指定難病だ。出産から診断までの日記には現実をなんとか受け止めようとするふたりの切実な言葉がありのままに綴られていた。「あのときは、支えがお互いしかなかったよね」。逃げ場のない孤独と不安に向き合いつづけ、ここまで紡いできた日常——そうして家族は、珀久の喉の切開手術という大きな決断のときを迎えようとしていた。

「たとえ短い時間だったとしても、幸せに暮らしている俺ら家族を撮ってほしい」。祈りにも似た隆一の声に対して、親友として、作家として何ができるのか。自らに問いながら記録をつづけた本作は、これまで自身の経験を元に映画を制作してきた安楽涼にとって初のドキュメンタリー。座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル2025コンペ部門で出会った審査員の大島新が作品に惚れ込み、盟友の前田亜紀とともにプロデューサーを買って出た。フェスティバルでの上映版に、再編集を加え、このたび満を持しての劇場公開となる。

このたび公開された本予告映像は、ナレーションは安楽監督自身が担当し、音楽は作中同様、RYUICHIの「ONE DAY」にあわせ日々の営みが彩り鮮やかに映し出される。親友ならではの温かい目線で捉えられたシーンの数々が胸にしみる映像となっている。

映画『ライフテープ』は、2026年3月28日(土)より全国順次公開。

作品紹介
映画『ライフテープ』

音楽制作やダンスに取り組むアーティストの隆一、その妻・朱香、そして生まれたばかりの息子・珀久。「かわいい~」もちりとした珀久の白い肌に何度も頬をすりよせる朱香。3人と猫のフィガロの暮らしには笑顔が耐えない。が、珀久は約12万人にひとりという「メンケス病」を抱えている。銅の欠乏により様々な健康問題が生じる指定難病だ。出産から診断までの日記には現実をなんとか受け止めようとするふたりの切実な言葉がありのままに綴られていた。「あのときは、支えがお互いしかなかったよね」。逃げ場のない孤独と不安に向き合いつづけ、ここまで紡いできた日常——そうして家族は、珀久の喉の切開手術という大きな決断のときを迎えようとしていた。

監督・撮影・編集:安楽涼

出演:隆一、朱香、珀久、フィガロ

配給:東風

©︎『ライフテープ』製作委員会

2026年3月28日(土) ユーロスペースほか全国順次公開

公式サイト lifetapefilm.jp