『シビル・ウォー アメリカ最後の日』の主人公のモデルにもなった実在した女性報道写真家、リー・ミラーの情熱的で数奇な運命を映画化する『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』。この度、本作の本編初解禁となるシーンを含むロング予告映像が公開された。
本作では、写真家として戦争の最前線を駆け抜け、20世紀を代表する報道写真家となり、その名を歴史に刻んだリー・ミラーの人生が描かれる。
この度公開されたのは、本編シーンがたっぷり含まれたロング予告映像。新たに追加されたのは、主に戦地でのリー(ケイト・ウィンスレット)の姿を収めたシーン。「女は戦場に送らない」「女性に入る権利はない」と言われるも、男性ばかりの最前線でひとり、荷物を抱えて力強く歩みを進め、いくつもの困難に立ち向かって現状を打破していく力強い姿が描き出されていく。

さらに映像内では、1945年ブーヘンヴァルト強制収容所とダッハウ強制収容所が解放されたその⽇に、現地に初めて⾜を踏み⼊れた時の悲惨な現実を記録するシーンも。その恐ろしく悲しい真実に苦悩し葛藤する様子が切り取られ、リーは「悲惨な所だと覚悟はしていた。戦場は想像と違った。現実だった」と語る。


一方で、戦地でリーと行動を共にし、生涯の友人となった『LIFE』誌のフォトジャーナリスト、デイヴィッド・シャーマン(アンディ・サムバーグ)と絆を深める様子や、リーの写真を取り上げた英国版『VOGUE』の編集⻑オードリー・ウィザーズ(アンドレア・ライズボロー)との葛藤、そして、ソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)ら戦争に巻き込まれていく友人たちとの出来事が丁寧に紡がれている。
映画『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』は、2025年5月9日(金)よりロードショー。

1938年フランス、リー・ミラーは、芸術家や詩人の親友たち、ソランジュ・ダヤンやヌーシュ・エリュアールらと休暇を過ごしている時に芸術家でアートディーラーのローランド・ペンローズと出会い、瞬く間に恋に落ちる。だが、ほどなく第二次世界大戦の脅威が迫り、一夜にして日常生活のすべてが一変する。写真家としての仕事を得たリーは、アメリカ「LIFE」誌のフォトジャーナリスト兼編集者のデイヴィッド・シャーマンと出会い、チームを組む。そして1945年従軍記者兼写真家としてブーヘンヴァルト強制収容所やダッハウ強制収容所など次々とスクープを掴み、ヒトラーのアパートの浴室でポートレイトを撮り戦争の終わりを伝える。だが、それらの光景は、リー自身の心にも深く焼きつき、戦後も長きに渡り彼女を苦しめることとなる。
監督:エレン・クラス
製作:ケイト・ウィンスレット、ケイト・ソロモン
出演:ケイト・ウィンスレット、アンディ・サムバーグ、アレクサンダー・スカルスガルド、マリオン・コティヤール、ジョシュ・オコナー、アンドレア・ライズボロー、ノエミ・メルラン
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
© BROUHAHA LEE LIMITED 2023
2025年5月9日(金) ロードショー