ホームレス一家と裕福な訳あり夫婦、2つの家族の偶然の出逢いが火種となるスリラー映画『高速道路家族』のWEB限定予告映像が公開された。
本作は、第27回釜山国際映画祭で「『パラサイト 半地下の家族』に次ぐ大傑作」「ユーモア、サスペンス、アクション‥‥映画のすべてが詰まった衝撃作」と称され、本国・韓国の公開でも観客と批評家の熱狂を呼びスマッシュヒットを記録した話題作である。
この度公開された予告映像は、高速道路でホームレス生活を送るギウ一家が、ヨンソンに詐欺を疑われ警察に通報される場面から始まる。ギウが拘留され、残された妻と幼い子供2人を放っておけずに家に連れて帰ったヨンソンは、次第に家族と打ち解けていく。一方、家族から引き離されたギウは警察を逃げ出してしまう‥‥。
あわせて、本作のイ・サンムン監督のオフィシャルインタビューが公開された。監督は、繁華街でお金を貸してくれと言い寄られた経験がきっかけとなり、ソウル駅のホームレス家族へのインタビュー事例などを探し始めた。調査を続けるうちに高速道路のサービスエリアは人が暮らすのに良い環境だということに気が付き、「とある家族がサービスエリアで遊ぶように暮らしたらどうなるのか」と考え、本作の内容が決まったという。
主人公のギウ役を演じたチョン・イルについては「チョン･イルさんは役が決まった後、髪も切らずひげも剃らなかった。話し合いながらギウという人物を作っていったので、彼のアイデアがたくさん反映されている。警察との追撃戦やアクションシーンなど肉体的に苦しいシーンが多かったが、その全てのシーンを自ら演じた」と明かした。
また、観る人によって受け取り方の変わる結末については、「『高速道路家族』が何を伝えるのか、最も悩んだ部分はエンディングだった。このエンディングは監督として観客に質問を投げかけている。その答えは観客自ら決めるという点で、この映画は主体的な映画なのだ」と、観客へのメッセージを送っている。
映画『高速道路家族』は、2023年4月21日(金)より全国順次公開。
テントで寝て、夜空の月を照明として暮らすギウと3人の家族。彼らは、高速道路のサービスエリアを転々とし、再び遭遇することのない訪問者に2万ウォンを借りながら食いつないでいる。ある日、すでにお金を借りたことのあるヨンソンと別のサービスエリアで再び遭遇してしまう。不審に思ったヨンソンはギウを警察に届け出る。ヨンソンは残されたギウの妻ジスクと子供2人を放っておけず、家へ連れて帰り一緒に暮らすことになるが‥‥。悲劇か喜劇か？本国では賛否両論の嵐を巻き起こしている想像もつかない衝撃の結末を目撃せよ！
監督・脚本：イ・サンムン
出演：チョン・イル、ラ・ミラン、キム・スルギ、ペク・ヒョンジン、ソ･イス、パク･ダオン
配給：AMGエンタテインメント
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2023年4月21日(金) シネマート新宿ほか全国順次公開
公式サイト kousokudouro-kazoku
