Feb 07, 2024 news

『生きてるだけで、愛。』の関根光才監督が杏を迎えて贈る、心揺さぶるヒューマン・ミステリー 映画『かくしごと』

A A
SHARE

『生きてるだけで、愛。』で長編監督デビューを飾った映像クリエイター、関根光才の待望の新作長編映画、映画『かくしごと』。主演に杏を迎えて贈る本作の公開が決定し、この度、予告映像とポスターが公開された。

本作は、1つの嘘をきっかけに、それぞれの‟かくしごと”が明らかになっていくヒューマン・ミステリー。原作は、ミステリー作家・北國浩二による「噓」。

長年確執のあった父親の認知症の介護のため、田舎へ戻った主人公・千紗子は、ある日、事故で記憶を失った少年を助ける。少年に虐待の痕を見つけた千紗子は、少年を守るため、自分が母親だと嘘をつき、一緒に暮らし始める。疑似親子はやがて、本物の親子のようになっていくが、幸せは長くは続かなかった‥‥。

主演は、『キングダム 運命の炎』『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』など、次々に話題作に出演し、俳優、モデル、母親としての顔も持つ、杏。父・孝蔵役は、奥田瑛二が演じる。少年役に『さかなのこ』『線は、僕を描く』にも出演した中須翔真、さらに安藤政信、佐津川愛美、酒向芳ら実力派俳優たちが出演する。

主題歌にはオルタナティブ・ロックバンド羊文学が起用され、本作のために書き下ろされた楽曲「tears」が物語に寄り添う。

【コメント】

▼関根光才(監督)
原作を読んで、これは個人的にチャレンジしたい題材だと思ったことが始まりでした。千紗子の行動は社会的には許されないですが、過酷な状況にある人を助けたいという気持ちは誰しもが持っているのではないでしょうか。現実には無理だけれど、映画の中でその気持ちが伝えられたり、助けられるかもしれない可能性が提示されたら、傷が癒える人がいるかもしれない、と思いこの映画を制作しました。これまでに見たことがない生々しい感情を演じる杏さんが見られる作品です。

▼杏
難しいシチュエーションの役だと思いました。ただ、もしかしたら、今の自分だったらできるかもしれない、と思い、役に挑みました。千紗子の行動は果たして良いことなのか、悪いことなのか。観ている方も、自分だったらどうするか、など観終わった後誰かと話したくなる映画です。美しい日本の夏が描かれた映像の中で、嘘や愛情がどのような結末を迎えるのか、予想しながら御覧いただければと思います。

映画『かくしごと』は、2024年6月7日(金)より全国ロードショー。

作品情報
映画『かくしごと』

絵本作家の千紗子は、長年絶縁状態にあった父・孝蔵の認知症の介護のため、渋々田舎に戻る。他人のような父親との同居に辟易する日々を送っていたある日、事故で記憶を失ってしまった少年を助けた千紗子は彼の身体に虐待の痕を見つける。少年を守るため、千紗子は自分が母親だと嘘をつき、少年と暮らし始める。
ひとつの嘘からはじまった千紗子と少年、そして認知症が進行する父親の3人の生活。最初はぎこちなかった3人だが、次第に心を通わせ、新しい家族のかたちを育んでいく。しかし、その幸せな生活は長くは続かなかった‥‥。

監督:関根光才

原作:北國浩二「噓」(PHP文芸文庫刊)

出演:杏、中須翔真、佐津川愛美、酒向芳、木竜麻生、和田聰宏、丸山智己、河井青葉、安藤政信、奥田瑛二

配給:ハピネットファントム・スタジオ

©2024「かくしごと」製作委員会

2024年6月7日(金) TOHOシネマズ 日比谷、テアトル新宿他全国ロードショー

公式サイト happinet-phantom.com/kakushigoto