坂本悠花里監督 初の長編作品、映画『白の花実』の予告映像とビジュアルが公開された。

本作は、『21世紀の女の子』の一篇『reborn』を監督し、中編『レイのために』や短編『木が呼んでいる』などで国内数々の映画祭で受賞し、その才能が評価されてきた坂本悠花里監督の初の長編作品。先日スペインで行われた第73回サン・セバスティアン国際映画祭のNewDirectors部門ではクロージング作品として上映され、現地で熱い喝采を浴び注目を集めた。

この度公開された予告映像は、とある衝撃的な問いかけから始まる。賛美歌が響く中、杏菜(美絽)、栞(池端杏慈)、莉花(蒼戸虹子)の3人の少女が、ガーリーな制服に身を包み、キリスト教の寄宿学校で過ごす日々が映し出される。しかし平穏な日常は一変。莉花が突然、自ら命を絶ってしまう。残された日記を読み進める杏菜の身体に、青白い鬼火のような魂が入り込み、杏菜は栞に「莉花の魂が私の中に入り込んできたの」と告げるが、栞はあきれた様子。やがて莉花の死と日記の存在によって揺らぐ少女たちの心、そして大人たちとの対立が静かに渦を巻いていく。
映画『白の花実』は、2025年12月26日(金)より全国順次公開。

周囲に馴染めず、転校を繰り返す杏菜が、新たな寄宿学校で出会ったのは、美しく完璧な少女・莉花。しかし、莉花は突然、屋上から飛び降りて命を絶ってしまう。残されたのは1冊の日記。ページをめくるたび、莉花の苦悩や怒り、痛み。そして、言葉にできなかった“ある秘密”が浮かび上がる。やがて日記から青白く揺れる“鬼火”のような魂が現れ、杏菜の心に静かに入り込み‥‥。杏菜は予想もつかない行動へと踏み出す。
監督·脚本·編集:坂本悠花里
出演:美絽、池端杏慈、蒼戸虹子、河井青葉、岩瀬亮、山村崇子、永野宗典、田中佐季、伊藤歩、吉原光夫、門脇麦
配給:ビターズ・エンド
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2025年12月26日(金) 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
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