ヨン・サンホが原作・脚本を務め、ドラマ「愛の不時着」「シスターズ」などを手がけるスタジオドラゴンとタッグを組んだ、映画『呪呪呪/死者をあやつるもの』が2月10日(金)より全国公開される。この度、ヨン・サンホをはじめ、キム・ヨンワン監督、オム・ジウォン、チョン・ジソらキャストとスタッフが、製作の裏側や本作の見どころについて語る特別映像が公開された。
韓国で最も本格的なオカルトスリラーとして評価された、Netflixで配信中のドラマ「謗法 〜運命を変える方法〜」。本作では、ドラマのその後のストーリーをさらにパワーアップした世界観で描いているが、主演のオム・ジウォンは映画としてどのように表現するのか、とても興奮したという。
ドラマ版では韓国のシャーマニズムに焦点を当てているが、映画ではそのコンセプトを東南アジアに広げ、よりスケールアップ。ドラマの映像を交えながら、キム・ヨンワン監督はそのコンセプトを振り返るとともに、新たなモチーフとなる“ジェチャウィ”と呼ばれるゾンビを生んだヨン・サンホ独自の世界観を絶賛する。
ドラマから再びペンを執ったヨン・サンホは「力強く、筋の通った物語を作れると思いました」と自信をのぞかせる。また、「奇抜なアクションが特徴のミステリアスなスリラーにしようと思いました」と語る。
責任感あふれるジャーナリストを再び演じたオム・ジウォンは「ドラマ版では彼女は超常現象を経験し少し消極的な人物でしたが、映画版では積極的かつ冷静な人物として演じました」とキャラクターを演じ分けたことを明かす。
彼女とタッグを組む呪術師・ソジンを演じたチョン・ジソは、オム・ジウォンとの関係性について「彼女は姉や友人みたいで家族のような雰囲気でした」と語り、役柄さながらの信頼関係が伺える和気あいあいとした撮影現場のメイキング映像も映し出される。
呪術の修行を重ね、パワーアップしたソジンの活躍も見どころの一つだが、「以前よりも呪術の能力が扱えるようにアップグレードされました」と彼女が語るように、小さい体ながら迫力あるアクションにも挑戦している。
閑静な住宅街で起きた凄惨な事件。被害者の傍らで横たわる容疑者らしき死体が発見された。しかし、その死体は、死後3カ月経過していた‥‥。警察が捜査を進めるにつれ事件は混迷を極めていく。ジャーナリストのイム・ジニはこの奇妙な事件の謎を追及すべく調査を進めると、背後にとある企業の陰謀が関係していることを突き止める。しかし、そこには人知を超えた強大な“呪い”が渦巻いていた。ジニは、失踪し音信不通になっている呪術師のソジンなら“呪い”の正体を突き止めることができるのではと、彼女の帰還に望みを託すのだが‥‥。
監督:キム・ヨンワン
原作・脚本:ヨン・サンホ
出演:オム・ジウォン、チョン・ジソ、チョン・ムンソン、キム・イングォン、コ・ギュピル
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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2023年2月10日(金) 新宿バルト9ほか全国公開