ザック・エフロン主演、プロレス界で”史上最強”を追い求めたフォン・エリック家を描く、映画『アイアンクロー』。この度、本作のキャストと監督、そしてケビン・フォン・エリック本人が作品に込められたメッセージを語る特別映像が公開された。
幼少期からプロレスに夢中になり、9 歳の頃から“鉄の爪”の元祖フリッツ・フォン・エリックや、その息子たちであるフォン・エリック兄弟のファンだったというショーン・ダーキン監督は本作のテーマについて「映画化にあたりケビンがこだわったのは、兄弟の絆を描くことだった」と話す。本作は、父フリッツではなく次男ケビンを中心に置くことで、プロレス界の大スターであったフォン・エリック家の兄弟たちに何が起こったのかを描き出していく。

こうしたアプローチについて、現在フォン・エリック兄弟の中で唯一生存するケビン・フォン・エリック本人は「安心して彼に任せられた」と、納得して製作が進められたことを明かす。

ケビンを演じたザック・エフロンは「役作りは今までで最も大変だった」と振り返る。ケビン本人も「ザックのロープワークには驚いたよ、プロ以上の技術だ」と絶賛。また、今は亡き兄弟たちのシーンについてケビンは「劇中のセリフは弟が話しているようだった」と思いを馳せる。

四男ケリーを演じたジェレミー・アレン・ホワイトは、「監督は兄弟の物語を可能な限り忠実に描いた、常に支え合った彼らの愛もね」と、本作がエモーショナルな人間ドラマに仕上がっていることにも言及。現在66歳となったケビンは「人生には意味があると感じてほしい、諦めずに闘う価値があるとね」と熱い想いを語る。本作で描かれる、リング上の興奮、家族の愛情と葛藤のドラマに期待したい。


映画『アイアンクロー』は、2024年4月5日(金)より全国ロードショー。

1980年初頭、プロレス界に歴史を刻んだ“鉄の爪”フォン・エリック一家。父フリッツは元AWA世界ヘビー級王者。そんな父親に育てられた息子の次男ケビン、三男デビッド、四男ケリー、五男マイクら兄弟は、父の教えに従いレスラーとしてデビュー、“プロレス界の頂点”を目指す。デビッドが世界ヘビー級王座戦へ指名を受けた直後、日本でのプロレスツアー中に急死。さらにフォン・エリック家はここから悲劇に見舞われる。すでに幼い頃に長男ジャックJr.を亡くしており、いつしか「呪われた一家」と呼ばれるようになったその真実と、ケビンの数奇な運命とは‥‥。
監督・脚本:ショーン・ダーキン
出演:ザック・エフロン、ジェレミー・アレン・ホワイト、ハリス・ディキンソン、モーラ・ティアニー、スタンリー・シモンズ、ホルト・マッキャラニー、リリー・ジェームズ
配給:キノフィルムズ
© 2023 House Claw Rights LLC; Claw Film LLC; British Broadcasting Corporation. All Rights Reserved.
2024年4月5日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
公式サイト ironclaw