Jul 05, 2023 news

大友克洋「童夢」オマージュに世界が絶賛 『わたしは最悪。』の脚本家による監督最新作 映画『イノセンツ』

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アカデミー賞脚本賞にノミネートされた鬼才エスキル・フォクトの監督最新作で、世界の映画賞を総なめにしたサイキック・スリラー、映画『イノセンツ』の30秒予告映像と、ヨアキム・トリアー監督作『わたしは最悪。』も手がけたアートディレクターの石井勇一による日本版ビジュアルが公開された。

2021年第74回カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品、2022年ノルウェーのアカデミー賞アマンダ賞で、監督・撮影・音響・編集の4部門受賞。世界の映画祭で16映画賞を受賞し、アメリカの批評家サイトRottenTomatoesでは満足度96%を獲得。ジャンル映画ながらそのクオリティの高さを世界が認め絶賛した北欧サイキック・スリラー『イノセンツ』。

舞台はノルウェー郊外の住宅団地。夏休みに友達になった4人の子供たちは、親たちの目の届かないところで隠れた力に目覚める。近所の庭や遊び場で、新しい力を試す中で、無邪気な遊びが影を落とし、奇妙なことが起こりはじめる。近年『ミッドサマー』『ハッチングー孵化ー』『LAMB/ラム』など北欧スリラーは映画界の最先端に君臨し、映画ファンの心を掴んで離さない。本作もまた、その唯一無二の美しくも不気味な世界観が多くの観客を魅了する。

監督を務めたのは『わたしは最悪。』でアカデミー賞脚本賞にノミネートされたエスキル・フォクト。彼は、ヨアキム・トリアー監督の右腕として『母の残像』『テルマ』『わたしは最悪。』の共同脚本を共に手がけてきた。本作はフォクト監督の長編2作目で、日本劇場初公開の監督作品。

団地を舞台に子どもがサイキック・バトルを繰り広げると言えば、大友克洋の「童夢」を想起する人も多いはずだが、まさにフォクト監督は「童夢」からインスピレーションを受けて本作を創り上げており、本作の日本公開が発表されると、SNSを中心に、そのオマージュにも大きな注目が集まった。

公開された予告映像では、親しくなった子供たちが、大人たちの目が届かないところでサイキック・パワーのテストを繰り返していく。しかし、他人を自在に操れるようになったベンのネガティヴな想念が暴走。突如吠え出す犬。指に抵抗し曲がる水。額から血を流す女性。ガラスを手で握り滴る血。倒れ込む少女。これらは一体、何を表すのか。遊びは次第にエスカレートし、取り返しのつかない狂気となり“衝撃の夏休み”が始まる‥‥。

映画『イノセンツ』は、2023年7月28日(金)全国公開。

作品情報
映画『イノセンツ』

ノルウェー郊外の住宅団地。夏休みに友達になった4人の子供たちは、親たちの目の届かないところで隠れた力に目覚める。近所の庭や遊び場で、新しい“力”を試す中で、無邪気な遊びが影を落とし、奇妙なことが起こりはじめるのだった。

監督・脚本:エスキル・フォクト

出演:ラーケル・レノーラ・フレットゥム、アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ、ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム、サム・アシュラフ、エレン・ドリト・ピーターセン、モーテン・シュバラ

配給:ロングライド

©Mer Film
©2021 MER FILM, ZENTROPA SWEDEN, SNOWGLOBE, BUFO, LOGICAL PICTURES

2023年7月28日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開

公式サイト longride.jp/innocents