Aug 02, 2022 news

菅田将暉×原田美枝子×川村元気 映画『百花』サン・セバスティアン国際映画祭に出品決定&コメント公開

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映画プロデューサー・脚本家・小説家として『告白』『悪人』『世界から猫が消えたなら』『君の名は。』など多数の映画を製作してきた川村元気。川村が2019年に発表した自身4作目となる小説「百花」(文春文庫刊)。川村自身の体験から生まれたこの小説は25万部を超えるベストセラーとなった。そして原作者である川村元気自身が監督・脚本を手掛け、映画化した映画『百花』。

記憶を失っていく母と向き合うことで、母との思い出を蘇らせていく息子・葛西泉を演じるのは菅田将暉。すべてを忘れていくなか、さまざまな時代の記憶を交錯させていく母・葛西百合子を原田美枝子が演じる。さらに、泉(菅田)と同じレコード会社で働き、初めての出産を控える泉の妻・葛西香織を長澤まさみ、百合子(原田)の「秘密」を知り、「事件」と深い関わりを持つ男・浅葉洋平は永瀬正敏。そのほか、北村有起哉、岡山天音、河合優実、長塚圭史、板谷由夏、神野三鈴も加わり、日本映画界を牽引する実力派豪華俳優陣が、感涙必至の愛と記憶の物語を描き彩る。

この度、サン・セバスティアン国際映画祭のオフィシャル・コンペティション部門に本作が正式出品されることが、スペインの現地時間で8月2日(火)11:00(日本時間で同日18:00)に発表された。

サン・セバスティアン国際映画祭は、1953年から続いているスペイン最大の映画祭であり、カンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭と並ぶ、重要な映画祭として位置付けられてる。毎年約200作品もの映画が上映され、来場者数は約20万人を記録、前回では全世界の注目を集めた『ドライブ・マイ・カー』も正式出品され、大きな話題となった。記念すべき70回目の開催となる今年は9月16日(金)~24日(土)までの9日間開催される予定で、授賞式は24日(土)予定。

【コメント】

■菅田将暉
撮影中から、なるべく多くの方に、そして世界中の方に観てもらえたら、と語っていた監督の願いが叶って嬉しいです。映画も無事に公開を迎えられそうで、さらにプラスして映画祭出品が決まったのは非常に喜ばしいことだと感じています。

■原田美枝子
海外の映画祭の面白いところは、映画が日本という国を出て通じ合えるものになっているかどうかがわかるところだと思っています。なので反応がすごく楽しみですね!海外の皆さんにもいいねと思っていただけたらとても嬉しいです。

■川村元気
サン・セバスティアン国際映画祭は『怒り』という作品で以前訪れました。美しい街並みに、おいしい食事、立ち並ぶバルに世界中の映画人が夜な夜な集う、夢のような場所でした。素晴らしい映画祭のコンペティション部門に初監督作を呼んでいただいたことを大変光栄に思います。記憶をめぐる親子の小さな物語が、日本の俳優たちのパフォーマンスが、国境を越えてどう受け止められるか、とても楽しみにしています。

作品情報
映画『百花』

レコード会社に勤務する葛西泉は、社内結婚をしてまもなく子供が生まれようとしている日常から一変。記憶を失っていく母を目の当たりにして、封印していたはずの過去の記憶に向き合う。女手一つで育ててきた息子・泉と、とある事件をきっかけにすれ違うようになってしまった母・百合子。記憶を失っていくなか、思い出の奥底にある「秘密」に手を伸ばそうとする‥‥。

監督:川村元気

原作:川村元気「百花」(文春文庫刊)

出演:菅田将暉、原田美枝子、長澤まさみ / 北村有起哉、岡山天音、河合優実、長塚圭史、板谷由夏、神野三鈴 / 永瀬正敏

配給:東宝 / 海外配給:ギャガ

©2022「百花」製作委員会

2022年9月9日(金) 全国公開

公式サイト hyakka-movie.toho.co.jp