池松壮亮が1人2役で2人のピアニストを演じ分ける、冨永昌敬監督最新作、映画『白鍵と黒鍵の間に』。この度本作で共演を果たした池松壮亮と森田剛による特別映像が公開された。
この度公開されたのは、ジャズピアニストを夢見る希望に満ちた若きピアニスト・博と、ピアニストとして活躍しながらも、夜の世界のしがらみに囚われて夢を見失ってしまったピアニスト・南の1人2役を演じた池松壮亮と、南と博を翻弄する、刑務所からシャバに出てきたばかりの謎の男“あいつ”を演じた森田剛による特別インタビューを含む特別映像。
インタビューでは、撮影中の印象的だったシーンについて2人が語る。池松が「なぜかヤクザとピアニストが二人三脚をしているというよく分からない、非常に面白いシーンがあって‥‥」と語りだすと、隣の森田が撮影を思い出したのか、思わず「ふふっ」と声を漏らすなど、終始和やかな様子。
至近距離で息を合わせて動かないといけない二人三脚という特殊な動きとなる本シーンの撮影時「森田さんが割りと早めに肩を組んでくださって、そこから解除してくれなくて‥‥」と気まずい状況だったと明かす池松。「体感でいうと5分くらいだったかな。胸キュン映画で駆け出しの俳優さんと女優さんが、よーい!の声がかかる前に手を繋いじゃって、解除できなくなったみたいな…そういうことを思い出しましたし、5分間ドキドキしてました」と、森田にときめいた?撮影裏話も披露した。
映画『白鍵と黒鍵の間に』は2023年10月6日(金)より全国公開。
昭和63年の年の瀬。夜の街・銀座では、ジャズピアニスト志望の博が場末のキャバレーでピアノを弾いていた。博はふらりと現れた謎の男にリクエストされて、“あの曲”こと「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を演奏するが、その曲が大きな災いを招くとは知る由もなかった。“あの曲”をリクエストしていいのは銀座界隈を牛耳る熊野会長だけ、演奏を許されているのも会長お気に入りの敏腕ピアニスト、南だけだった。夢を追う博と夢を見失った南。2人の運命はもつれ合い、先輩ピアニストの千香子、銀座のクラブバンドを仕切るバンマス・三木、アメリカ人のジャズ・シンガー、リサらを巻き込みながら、予測不可能な“一夜”を迎えることに‥‥。
監督:冨永昌敬
原作:南博「白鍵と黒鍵の間に」(小学館文庫刊)
出演:池松壮亮、仲里依紗、森田剛、クリスタル・ケイ、松丸契、川瀬陽太、杉山ひこひこ、中山来未、福津健創、日高ボブ美、佐野史郎、洞口依子、松尾貴史、高橋和也
配給:東京テアトル
©2023 南博/小学館/「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会
2023年10月6日(金) テアトル新宿ほか全国公開
公式サイト hakkentokokken.com