世界の映画祭で高い評価を受ける近浦啓監督による、森山未來主演、真木よう子、原日出子、そして藤竜也共演のサスペンスヒューマンドラマ、映画『大いなる不在』の予告映像が公開された。
本作は、2018年 第19回東京フィルメックスのコンペティション部門で観客賞を受賞した、『コンプリシティ/優しい共犯』の近浦啓監督による長編第2作目となる作品。
2023年9月に開催された第48回トロント国際映画祭のプラットフォーム・コンペティション部門にてワールドプレミアを飾ったのち、第71回サン・セバスティアン国際映画祭でコンペティション部門のオフィシャルセレクションに選出され、同映画祭では歴史上日本人初となるシルバー・シェル賞(最優秀俳優賞)を藤竜也が受賞するという快挙を成し遂げ、さらに、サン・セバスティアンの文化財団「アテネオ・ギプスコアノ」が最も卓越した作品に与えるアテネオ・ギプスコアノ賞も受賞。そしてアメリカ最古の国際映画祭、第67回サンフランシスコ国際映画祭でもコンペティション部門にて最高賞にあたるグローバル・ビジョンアワードを受賞するなど、世界の映画祭で絶賛されている。
幼い頃に自分と母を捨てた父が警察に捕まった。報せを受けた卓が久しぶりに父の元を訪ねると、そこには認知症で別人のように変わった父の姿があり、父の再婚相手の義母は行方不明になっていた。
この度公開されたのは、森山未來演じる卓が、藤竜也演じる認知症で別人のようになった父と久々に再会し、父の二転三転する発言に翻弄される姿を捉えた予告映像。映像は、110番通報の「事件ですか?事故ですか?」と問いかける警察の音声に対し、父・陽二が「事件です」と答える緊張感漂うシーンから始まる。
場面は変わり、卓が父に、行方不明となった義母直美の行方を尋ねると、父は「自殺しましたよ」と飄々と答えるが‥‥。卓は、真木よう子演じる妻の夕希と共に、父と義母の自宅を訪れ、彼らに何があったのかを探り始めるが、そこに残されていたのは、大量の手紙やメモ。さらに卓は、父を知る人たちから話を聞き、次第に父の人生を辿っていく。
映画『大いなる不在』は、2024年7月12日(金)より全国順次ロードショー。
小さいころに自分と母を捨てた父が、警察に捕まった。連絡を受けた卓が、妻の夕希と共に久々に九州の父の元を訪ねると父は認知症で別人のようであり、父が再婚した義理の母は行方不明になっていた。卓は、父と義母の生活を調べ始めるが‥‥。
監督・脚本・編集:近浦啓
出演:森山未來、真木よう子、原日出子、藤竜也
配給:ギャガ
©2023 CREATPS
2024年7月12日(金) テアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
公式サイト gaga.ne.jp/greatabsence/