【コメント】
▼青木崇高
とても暑い夏の日の撮影でした。日本ならではの懐かしい情景のなか、山下組の撮影は心地のよいテンポで進んでいきました。撮影後に未來くんと飲んだ小料理屋のビールの味は格別でした。実は僕、あの撮影がアニメーションとどう繋がっているのかまだよく分かっていないのです‥‥。だからと言ってはなんですが、想像すらできていない仕上がりが本当に楽しみで待ち遠しいのです。みなさん、ご一緒に観に行きませんか??
▼市川実和子
台本を開いてまず、あんずちゃんの風貌に一目惚れしました。お話も台詞もむちゃくちゃなのに、とっても可愛らしくて。登場人物たちは、今という時代を忘れるくらい本当にのびのびとしていました。アニメ化するので実写撮影時はメイクもせず、衣装もみんなはゆるめな扮装で。まさに「あんずちゃん」の世界のような脱力感あふれる現場で、和やかに過ごしていたのを思い出します。アニメでも、その力の抜けたゆるい空気を楽しんでいただけたらなぁと思っています。
▼佐藤千亜妃(主題歌)
人は誰しも、”あの夏”の思い出があるんじゃないかと思います。祭りの音、ぬるいラムネ、通り雨。「化け猫あんずちゃん」は日常と摩訶不思議な世界が隣り合わせにある作品で、まさに幼少期の頃に見た真夏の夜の夢のようです。そして主題歌「またたび」は、それぞれの胸の中にある”あの夏”に思いを馳せる楽曲になったかなと思います。痛みを抱えながらもそれでも生きてゆく、全ての人生へ。その人生が、素敵な旅になりますように。
映画『化け猫あんずちゃん』は、2024年7月19日(金)より全国公開。
雷の鳴る豪雨の中。お寺の和尚さんは段ボールの中で鳴いている子猫をみつける。その子猫は「あんず」と名付けられ、それは大切に育てられた。時は流れ、おかしなことにあんずちゃんはいつしか人間の言葉を話し、人間のように暮らす「化け猫」になっていた。移動手段は原付。お仕事は按摩のアルバイト。現在37歳。そんなあんずちゃんの元へ、親子ゲンカの末ずっと行方知れずだった和尚さんの息子・哲也が11歳の娘「かりん」を連れて帰ってくる。
監督:久野遥子・山下敦弘
原作:いましろたかし「化け猫あんずちゃん」(講談社 KCデラックス 刊)
キャスト(声・動き):森山未來、五藤希愛、青木崇高、市川実和子、鈴木慶一、水澤紳吾、吉岡睦雄、澤部渡、宇野祥平
配給:TOHO NEXT
©️いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会
2024年7月19日(金) 全国公開
公式サイト ghostcat-anzu