いましろたかしの人気漫画をアニメーション映画化する、映画『化け猫あんずちゃん』。この度、本作の予告映像がポスタービジュアル公開され、あわせて追加キャスト、主題歌が発表された。
久野遥子・山下敦弘がW監督を務め、俳優の森山未來が主人公の化け猫の声と動きを担当する本作は、第77回カンヌ国際映画祭「監督週間」、アヌシー国際アニメーション映画祭2024長編コンペティション部門への出品が決定し、世界中から注目を集めている。
この度公開された予告映像では、化け猫のあんずちゃんと少女・かりんが出会い、逃走劇を繰り広げる。雷の鳴る豪雨のなか、お寺の和尚さんに拾われた子猫は「あんず」と名付けられすくすくと成長し、10年・20年経っても死なず、30年たった頃、いつしか人間の言葉を話し、人間のように暮らす「化け猫」になっていた。
そんなあんずちゃんと出会った、父に捨てられた少女のかりん。そのかりんの父親・哲也の声と動きを演じるのは青木崇高。かりんの母・柚季は市川実和子が演じる。
また、あんずちゃんの育ての親であるおしょーさんをムーンライダーズの鈴木慶一、あんずと運命をかけた勝負を行う貧乏神を水澤紳吾、洞窟に集う妖怪の仲間・たぬきを、澤部渡(スカート)が演じる。実際にキャストが演じる姿を撮影した映像をもとにアニメーション化する「ロトスコープ」で作られた本作では、他にも、吉岡睦雄、宇野祥平ら名バイプレーヤーたちが集結。実際に実写映画のような撮影を行っていながらその姿はアニメーションになってスクリーンに映し出されるという手法で、個性豊かなキャラクターたちが描かれる。
そして本作の主題歌は佐藤千亜妃の書き下ろし楽曲「またたび」が起用された。