Mar 10, 2023 news

【独占】松浦弥太郎「足元しか映らない一目惚れの瞬間」に感銘 そばにいるのに出会えない不思議なラブストーリー 映画『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』

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第71回ベルリン国際映画祭で国際映画批評家連盟賞受賞、第22回東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞したジョージア(旧グルジア)発の一風変わった恋愛映画『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』。

この度、本作の”顔が映らない一目惚れ”シーンを含む本編映像の一部が公開された。

公開された本編映像では、本作を象徴する”すれ違い”のシーンが切り取られている。

ある日の朝、薬剤師のリザとサッカー選⼿のギオルギは、すれ違いざま、落とした本を拾ってもらったことをきっかけに恋に落ちる。そしてその日の帰宅途中、たった数秒、言葉を交わしただけの2人は偶然にも再びすれ違う。お互いときめきを感じていた2人は、翌日、白い橋のそばにあるカフェで会う約束をし、名前も連絡先も聞かずに帰宅する。

しかしその夜、邪悪な呪いによって、彼らは容姿が変わってしまう。翌朝、外見が変わったことにより、一目惚れから始まった約束は果たされない‥‥。さてリザとギオルギは再び出逢い、お互いを認識し、恋に落ちるのだろうか?

本作について監督・アレクサンドレ・コベリゼにメッセージを求めると、「描きたいことが多すぎる。この映画が意味を持つとすれば、それは前述したことやより多くのことを分けて語るのではなく、合わせて語ることによるものではないかと思う」と話し、メッセージに代えて詩が寄せられた。

僕とあなた
目を開けると、あなたが見える。目を閉じても、あなたが見える。
人はぼくが盲木だというかもしれないけれど、そうじゃない。
ぼくにはあなたが見える、僕にはきみが見える、きみが。
ーーアレクサンドレ・コベリゼ


また雑誌「暮しの手帖」元編集⻑でエッセイストの松浦弥太郎氏も、この恋の始まりシーンに感銘を受け、自身の体験をもとにコメントを寄せた。

恋愛のはじまりは、いつもファンタジーだったことを思い出した。
あの日あのとき、魔法がかかる瞬間が確かにあった。
本作を観た後、その魔法に疑いを持たずにいた自分に戻れたことが嬉しい。
ーー松浦弥太郎


運命の出会いと一目惚れ、呪いと再会。ジョージアから届いた、一筋縄ではいかない恋愛映画の公開が待ち遠しい。

映画『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』は4月7日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリー、アップリンク吉祥寺ほかにて公開。

作品情報
映画『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』

ヨーロッパの桃源郷と呼ばれるジョージア(旧:グルジア)の美しき古都、クタイシ。街中ですれ違いざま本を落としたリザと拾ったギオルギ。たった数秒、言葉を交わしただけの2人は夜の道で再会する。あまりの偶然に、名前も連絡先も訊かないまま、翌日白い橋のそばにあるカフェで会う約束だけをする。しかし邪悪な呪いによって、翌朝2人は目覚めると外見が変わってしまう。それでもリザとギオルギは約束したカフェに向かい、現れない相手を待ち続ける。待ち人も姿が変わっているとは知らずに・・・・。

監督:アレクサンドレ・コベリゼ

出演:ギオルギ・ボチョリシヴィリ、オリコ・バルバカゼ、ギオルギ・アンブロラゼ、アニ・カルセラゼ、ヴァフタング・パンチュリゼ

配給:JAIHO

© DFFB, Sakdoc Film, New Matter Films, rbb, Alexandre Koberidze

2023年4月7日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリー、アップリンク吉祥寺 ほか公開

公式サイト georgia-cafe.com