Feb 03, 2023 news

外見が変わっても2人はまた逢える?ジョージア発の不思議なラブストーリー 映画『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』

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第71回ベルリン国際映画祭で国際映画批評家連盟賞受賞、第22回東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞したジョージア(旧グルジア)発の新作映画『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』。

本作は、ジョージアの美しい古都クタイシを舞台に織りなされる、おとぎ話のようなラブストーリー。監督は、同国出身の新星アレクサンドレ・コべリゼが務めた。この度、予告映像と本ポスタービジュアルが公開された。

映画の舞台は、ヨーロッパの桃源郷と呼ばれるジョージア(旧:グルジア)の美しき古都、クタイシ。薬剤師のリザとサッカー選手のゲオルギは、街中ですれ違いざま本を落としたことがきっかけで出会う。

ほんの数秒、言葉を交わしただけの2人は、夜の道で再会。あまりの偶然に、名前も連絡先も訊かないまま、翌日白い橋のそばにあるカフェで会う約束だけをするが、邪悪な呪いによって翌朝2人は目覚めると外見が変わってしまう。仕事を変えざるをえなくなり、カフェでアイスクリームを売ることになったリザと、そのすぐそばの白い橋でぶら下がり棒の管理人にスカウトされたゲオルギ。出会いのその先が阻まれた2人が、約束のカフェで、お互いに気づく日は来るのだろうか。

予告映像は、リザとゲオルギが出会うシーンから始まる。すれ違いざまに 落とした本を拾ったことがきっかけでデートの約束をするシーン、そしてジョージア旧市街の建造物に彫られた「邪悪な目」の呪いによる外見の変化、リザがお弁当に作る丸型のハチャプリ(ジョージアのチーズ入パン)、そして再びの出会い・・・・などハープの音色が流れる中、2人の行く末を見守る。

ジョージア独特の穏やかな日常と、どこを切り取っても美しい映像、斬新なカメラワークが影響して、まるで遠い国の絵本のページをめくっているようで、呪いによる悲壮感も、おとぎ話のようにややコミカルに転じて描かれる。

当人たちの、戸惑いながらも平常心で過ごそうとする姿が、どこか運命を受け入れているかのように牧歌的で、サッカー観戦に沸く犬たちと人々が行き交うのんびりとした街を象徴するように、少しずつ物語は進む。本作は、4月7日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリー、アップリンク吉祥寺ほかにて公開。

作品情報
映画『ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう』

ヨーロッパの桃源郷と呼ばれるジョージア(旧:グルジア)の美しき古都、クタイシ。街中ですれ違いざま本を落としたリザと拾ったギオルギ。たった数秒、言葉を交わしただけの2人は夜の道で再会する。あまりの偶然に、名前も連絡先も訊かないまま、翌日白い橋のそばにあるカフェで会う約束だけをする。しかし邪悪な呪いによって、翌朝2人は目覚めると外見が変わってしまう。それでもリザとギオルギは約束したカフェに向かい、現れない相手を待ち続ける。待ち人も姿が変わっているとは知らずに・・・・。

監督:アレクサンドレ・コベリゼ

出演:ギオルギ・ボチョリシヴィリ、オリコ・バルバカゼ、ギオルギ・アンブロラゼ、アニ・カルセラゼ、ヴァフタング・パンチュリゼ

配給:JAIHO

© DFFB, Sakdoc Film, New Matter Films, rbb, Alexandre Koberidze

2023年4月7日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリー、アップリンク吉祥寺 ほか公開

公式サイト georgia-cafe.com