Jul 11, 2025 news

戦後80年の今暴かれる、原爆開発の驚くべき事実 映画『原爆スパイ』

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米ソ核開発をめぐる衝撃のドキュメンタリー、映画『原爆スパイ』。この度、本作の予告映像が公開された。

「マンハッタン計画」に最年少の18歳でスカウトされた天才物理学者テッド・ホール。この度公開された予告映像はテッドの驚くべき人生の軌跡を辿る。「米国による原爆の独占は危険だ」と考えたテッドは、ソ連との接触を決意。後にその動機を問われ、彼は「思いやりかな」と答えている。一方、中性子爆弾の開発者サミュエル・T・コーエンがテッドを「射殺すべきだ」と語るように彼の存在は米国ではタブーである。彼は「裁かれるべき」だったのか?18歳の行動が世界をどう変えたのか? 大国の思惑と“個人の決断”が交錯する、知られざる真実が明らかになる。

本作の監督を努めたのは、映画『フープ・ドリームス』でアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされるなど、米国を代表するドキュメンタリー作家の1人である、スティーヴ・ジェームズ。

映画『原爆スパイ』は2025年8月1日(金)より全国順次公開。

作品情報
映画『原爆スパイ』

第二次世界大戦下、マンハッタン計画に最年少の18歳で参加した天才物理学者テッド・ホール。米国による原爆の独占を危険視した彼は、開発に関わる国家機密情報をソ連へと密かに流していた‥‥。米ソ間で競うように開発され、広島・長崎へと投下された原子爆弾。そして第二次大戦後激化していく軍拡競争、戦後冷戦体制。彼のスパイ活動で何がもたらされたのか? 彼自身と、奇しくもスパイを父に持つこととなった家族は米国の監視下どのような人生を送ったのか? 丹念な取材と再現映像を交え、「原爆スパイ」の衝撃の人生と、核開発をめぐる大国の思惑を克明に描く衝撃のドキュメンタリー。

監督:スティーヴ・ジェームズ

出演:テッド・ホール、ジョーン・ホール

配給:パンドラ

© Participant Film

2025年8月1日(金)より広島八丁座にて先行ロードショー
2025年8月2日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次上映

公式サイト genbakuspy-movie.jp