Sep 21, 2022 news

「激しく心を揺さぶられた」ショーン・ペンが撮影を決意した真実の物語 映画『フラッグ・デイ 父を想う日』

A A
SHARE

アカデミー賞主演男優賞を2度受賞した名優ショーン・ペンが、構想15年をかけて監督・主演を果たした、映画『フラッグ・デイ 父を想う日』が12月23日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開決定。本作は、大好きな父親が実は犯罪者だったという衝撃の実話。

ショーンが演じるジョンの娘ジェニファーには彼の実娘であるディラン・ペン。全米が祝福するアメリカ国旗制定記念日“フラッグ・デイ”に生まれたジョンは、自分は生まれながらにして祝福されていると感じ、特別な存在として成功する当然の権利があると信じていた。それは彼の人生を大きく左右し、父と娘の重要な日になる。温かく正しいものだけが家族の絆ではなく、問題を抱えた不完全な人間を愛することができる美しさでもあると、観る者の心を激しく揺さぶる真実の物語。

ショーンは、最初に脚本を読んだ時から本作を撮りたいと思っており、さらにこの物語について「家族の繋がりを描く物語に激しく心を揺さぶられた。これはすべての人が、人生に存在する様々な馴染みのあるテーマを見出すことのできる物語だと思う」と讃え、物語への愛着がこれまで取り組んだことのない監督と主演を同時にこなす決断をもたらしたという。

この度解禁された場面写真は、娘と父が辿った20年近くにもおよぶ日々を切り取ったもの。ジェニファーとジョンが久しぶりに一緒に出かける姿を捉えたショーンとディランの父娘2ショットシーンをはじめ、ジョンがたったひとりで膨大な枚数の贋札を作っている衝撃的な場面や、ジョンと別居する母とジェニファーたち子どもを気にかけサポートする伯父ベックを演じるジョシュ・ブローリンの姿も捉えている。

この中でひと際強い印象を残すのが、幼い頃のジェニファーが父に抱えられ甘えている様子を捉えた過ぎし日のひとコマ。この場面をはじめ過去の時代のシーンは、リアルに描くためにARRIのカメラとヴィンテージのレンズを使い、16ミリのコダック製の在庫フィルムで撮影された。ショーンは、「デジタルの画では、時が過ぎゆく人生の美しさが欠けてしまう。だから、デジタルで撮影してレイヤーで映画的な趣を加えるよりも、フィルムを使うことにしたんだ」と説明する。

作品情報
映画『フラッグ・デイ 父を想う日』

1992年、全米にショッキングなニュースが流れる。アメリカ最大級の贋札事件の犯人であるジョンが、裁判を前にして逃亡したのだ。彼にはジェニファーという娘がいた。父の犯罪の顛末を聞いたジェニファーは、こうつぶやく──「私は父が大好き」。史上最高額の贋札を非常に高度な技術で偽造したジョンとは、いったいどんな男だったのか?父の素顔を知っても愛情は変わらなかった娘との関係とは?ジェニファーが幼い頃から「平凡な日々を見違えるほど驚きの瞬間に変えた」父との思い出を宝物のように貴い、だからこそ切ない日々がひも解かれていく。

監督:ショーン・ペン

原作:「Film-Flam Man: The True Story Of My Father‘s Counterfeit Life」

出演:ディラン・ペン、ショーン・ペン

配給:ショウゲート

© 2021 VOCO Products, LLC

2022年12月23日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

公式サイト flagday.jp