ケリー・ライカート監督作、映画『ファースト・カウ』の日本版予告映像が公開された。
現代アメリカ映画の最重要作家と評され、いま最も高い評価を受ける監督のひとりであるケリー・ライカート。本作は世界中の映画祭で157部門にノミネートされ27部門を受賞、ポン・ジュノ、ジム・ジャームッシュ、トッド・ヘインズ、濱口竜介ら、名だたる監督たちにも称賛された。さらに、配給会社A24とライカート監督の初タッグが実現した。
物語の舞台は西部開拓時代のオレゴン州。アメリカン・ドリームを求めて未開の地にやってきた料理人のクッキーと中国人移民のキング・ルーは、ドーナツ作りを通して少しずつ友情を育んでいく。
トビー・ジョーンズ演じる仲買商が、お茶にミルクを入れるために呼び寄せた、この地にたった一頭の牛。料理人のクッキーとキング・ルーは夜な夜な仲買商の豪邸に忍び込み、盗んだ貴重なミルクで作ったドーナツで一攫千金を狙う。すると、その美味しさがたちまち話題となり、やがて仲買人本人の目にも止まるのだが‥‥。
またこの度、日本版予告映像の公開とあわせて、物語の鍵を握る“牛”が印象的な日本版ビジュアル2バージョンも公開。デザインを手がけたのは、『君の名前で僕を読んで』『mid90s ミッドナインティーズ』『わたしは最悪。』など、これまで人気作のビジュアルを数々担当してきた、デザイナーの石井勇一。
映画『ファースト・カウ』は、2023年12月22日(金)より全国公開。
西部開拓時代のオレゴン州。アメリカン・ドリームを求めて未開の地にやってきた料理人のクッキーと、中国人移民のキング・ルー。共に成功を夢見る2人は自然と意気投合し、やがてある大胆な計画を思いつく。それは、この地に初めてやってきた“富の象徴”である牛からミルクを盗み、ドーナツで一攫千金を狙うという、甘い甘いビジネスだった。
監督・脚本: ケリー・ライカート
出演:ジョン・マガロ、オリオン・リー、トビー・ジョーンズ
配給:東京テアトル、ロングライド
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2023年12月22日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国公開
公式サイト firstcow